「今日」とくらべたら
「一昨日」の空模様は
「くもり」だったと言えるでしょう。
背中いっぱいに入り膨らむ空気に
まだ戸惑う自分と、カメラと、
一緒におつかいに出た心。
春の陽気にただただ喜ぶ。
気持ちがいい１日でした。
私の春はここに越して来てからは
川の流れにのってやってきます。
カメラは毎年恒例の
この梅のために。
だけどもその足元にまだ咲く水仙に
まずは呼ばれてパチリ。
ああいい香り！
窓から見た時はぽつりぽつり
だったはずが、私がここまで
くる間にもまたいくつも開いたと
錯覚するくらいに、
梅もぱーーーーっ。
近くで見たら思っていたより
沢山開いていたのですね。
散歩の人やランニングの人はまだ
そのまま過ぎる人が多いけどね。
でも時々は顔を寄せて
見る人がいる事を知ってる。
ここ数日に限っても
窓から何度か見たぐらいだから。
（ああ、やっぱり毎日外に出たい。
今の仕事は自分で作ったのだけど。）
そうそう。
カメラを持っていた今日は
会わなかったけれど
毎年、私がこうして梅に向かう時に
必ずその横を通り過ぎるシスターに
月曜日の散歩の時に会いました。
ここからはうんと離れているけれど
やはり川沿いを歩いていました。
（ほぼ・・・確か）
１年に１度しか会わない事、
それが梅の時期である事を
大きな人に話しながらの散歩に。
（それからこれまでは2人組だったり、
川に落ちないように手を繋ぎ、
協力して多分ヨモギを摘んでいる
だろう・・・ことも。）
それにしても水仙！
こたつでご飯を食べている時
「（床板一面を指し示しながら）
ここからにょきにょきと水仙が
咲いたらいいねえ。」 と私。
今年はついに「結構本気」で
言ってしまったくらいに
私は水仙の香りが好きです。
だから今日も
水仙の香りの方がまだ良くて。
（紅梅の香りと思っていたのも
もしかしたらその下に並んで咲く
水仙だったかもなあ・・・。）
それでもタイミングを
合わせたかのようにこの時期
毎年会うシスターが
一昨日・・月曜日に
私たちが散歩に出た時に
元気に歩いていらっしゃるのを
見かけましたから
梅の季節なのでしょう。
巷では。
かなり年配の方なのに川向こうを
歩く姿、今年はすごく速かったな。
（そうそう！この子達。）
今年はおひとりだったから、
語り合う相手がいないから、
足早だったのかな。
でももしかしたらあの人は・・・・？
背中が膨らむくらい呼吸が深く
できるものだという事を私は
最近まで知りませんでした。
この春は梅もこのまま
早くに咲き揃うのかも。
梅の花の香りももっと吸い込み
もっとよく知って
褒めてあげないといけませんね。
その幹の黒い肌は修道服。
私の声を聞いていないとは
限りませんから。