モノ作り | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

大好きな『童神』が

 

テーマ曲に使われている事と、

 

 

 

 

物語のテーマが

 

その『童神』のテーマ(子ども)と

 

対を成す「死」についてである事。

 

 

(相反するものを繋げて

 

 「大きな世界」を表現するモノに

 

  私はとてもひかれます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その2つだけでも私のアンテナは

 

びりびりと立つと言うのに、

 

 

 

監督さんが

 

ガレッジセールのゴリさんと知って、

 

 

人を笑わせる力のある

 

その人の作品作りに期待して、

 

 

 

映画を観に行きました。

 

 

 

 

お笑いも、

 

「お芝居」に興味のある私は

 

その視点(フィルター)で見る事が

 

多し、です。

 

 

(もちろん見ている最中には

 

 何も考えていない事も多いけれど

 

 すごく惹きつけられた時には、

 

 そのフィルターを使って

 

 なんでだろうと考えるのです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴリさんの印象は、

 

 

間合いや、その場の全体像、を

 

瞬時に客観的に把握して、

 

その中にいる自分の肉体や表情、

 

声色までも緻密に(でも無意識に)

 

コントロールしている人。

 

 

そのための姿形まで

 

プロデュースして完成された、

 

それがゴリエちゃんだと、

 

思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてゴリエちゃんは

 

とっても純粋で素敵な子。

 

 

笑われる為に存在している訳では

 

なくて「人」として魅力的な子でした。

 

 

 

その彼女が

 

真面目にやればやるほど

 

面白みが増すところや、

 

そんな彼女を魅力的に感じる

 

自分自身の事も好きになれる

 

という人物像が

 

もうとても演劇的で良くて

 

 

 

(「ちゅらさん」での

 

 演出される側の役者さんとしての

 

 ゴリさんの印象も

 

 奇をてらうだけではなくて)

 

 

 

 

ゴリさんご自身が

 

モノ作りをする上でも、

 

人としても、

 

とてもバランスのいい方

 

なのだろうなあ、と・・・。

 

 

 

(ゴリエちゃんのキレキレダンス

 ・・・すごく懐かしい・・・。)

 

 

 

 

 

2月24日(日)

 

映画を観に行った日、その朝は

 

フレンチトーストを食べました。

 

 

 

家で一番多い作り方。

 

材料は2人分で卵一つ、豆乳、てんさい糖、

 

シナモン、食パンに6枚切り2枚。

 

 

 

液に漬けるのは短時間なのだけど

 

卵少なめで豆乳多めだと水分を飛ばすために

 

焼き時間は長め。

 

なので焦げ付かないようにという理由も

 

あって菜種油で焼くのだけど、

 

 

 

この日は焼き上がりに

 

バターもドカンと使いました。

 

 

(バターを使う時にはやはり梅酢。

 これはいつものように、

 サラダ菜にオリーブオイルと共に!)

 

 

 

 

 

 

 

 

「譲れない」からと

 

「決め決め」で臨む

 

きっちりしたい所と、

 

そうでなくてもいい所とが

 

バランスよく自分の中にあるのが

 

理想です。

 

 

 

 

 

 

映画で言えば、

 

「私はシリアスなものを

 

 選びがち・・・。」 

 

と前に書いたけれど、

 

 

「決め決め」で

 

シリアスな作品の場合は、

 

おそろしく完成度が高くないと

 

良くなかったりもします。

 

 

 

 

だからそれとは重なり合わない

 

平行する考え方で、

 

「シリアス」と「笑いや抜け感」とが

 

バランスよくあるのも、

 

一つの形だと思っています。

 

 

 

 

 

 

この先は「ネタバレ」かも

 

しれません・・・。

 

 

 

 

 

 

 

映画は期待通り

 

しっかり笑わせてもらいました!

 

 

でも、きっちり「決め決め」の

 

美しさも存在しました。

 

 

 

(実はちらしの写真の父娘

 

 それぞれの姿を観て、

 

 その期待もしちゃってた!)

 

 

 

 

最近テレビによく出ている

 

奥田瑛二さんに

 

あそこまで自分の気持ちを

 

投影できるとは思わなかった。

 

 

その容姿は可憐で儚げで

 

美しくて、

 

それは知っていたけれど

 

大人として頼りなく

 

どこか弱い人なのに

 

憎めない演技も想像以上でした。

 

 

 

 

 

 

ただその1人に感情移入させる・・・

 

奥田さんだけが主役という

 

作り方ではなく、

 

 

出てくる人全ての立場に

 

自分がなれて、その人物に

 

気持ちを乗せる事が出来るように

 

見事に作られていて、

 

一人一人が本当に人間らしくて

 

愛おしく思える。

 

 

 

でも、そうなると本来は

 

観ている側が物語に入り込みすぎて、

 

息がつけなくなってしまっても

 

おかしくないところで、

 

 

「命」だけでなく、

 

血や痛みを想像させるシーンがあるのだから

 

なおさら。

 

 

 

 

 

でもそれが、

 

何度も何度も笑えたから

 

大丈夫だった。

 

 

笑わされる事で

 

「そこら中にありふれた話ですよ。」

 

と物語を自分に引き寄せる事が

 

出来た。

 

 

 

 

(私はこういう見方をする事が

 

 本当に多いなあ。

 

 きっとたくさんたくさん

 

 笑いたいのだと思う。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

監督さんも、それから

 

出演者の中にも芸人さん・・・。

 

 

役者さんとは別の道を通って

 

きたけれど

 

ある世界で生き残っている人には

 

隣の世界でも通用する何かが

 

やっぱりあるのだな・・・。

 

 

(「童神」は我が子の幸せを

 「人や自然といった皆の子」として

  願う歌だと思って聞いています。)

 

 

 

 

 

 

『 洗骨 』

 

 

 

 

完璧ではない人々の姿と自然の姿に

 

 

しっかり笑って、

 

しっかり呼吸をして、

 

しっかり勇気をもらえた。

 

 

 

 

「よし。映画を観に行こう。」

 

という話に不意になった時にも、

 

前回映画を観に行った時に予告編を観て

 

密かに立てておいた

 

アンテナが役立ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今朝は

 

ある洋画の予告編を観て、

 

きっと日本人だけにわかるのだろう

 

感じるのだろう、という笑いが

 

込み上げて困っちゃった。

 

 

(ドラマのパロディーにも

 

 良く使われる選曲。

 

 アメリカの方たち、

 

 そこまで私達が笑うとは

 

 思ってないだろうなあ。と。)

 

 

 

 

 

 

 

モノ作りはその人たちの手から

 

離れてからも、

 

それを受け取る側

 

(観る側)の感じ方が加味されて

 

ようやく完成されるから

 

 

 

絶対大事と思われる部分は

 

精一杯作り込むけれど、

 

そうして計算して作ったつもりでも

 

最後の最後まで本当に

 

わからない難しくて、

 

 

だからこそ

 

面白いものなのだろうと思います。

 

 

 

 

 

そうすると、

 

観る側にいてもしっかり作品に

 

参加できちゃうね。

 

 

ありがたい事です。