黒豆、白菜、みかん、冬。 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

黒。

 

黒豆がなかなか上手に煮えました。

 

 

 

 

 

 

緑。

 

菜の花は今シーズン初めて。

 

 

 

 

 

白。

 

白菜は・・・今年は安くて嬉しい!

 

年明けにはまた漬けたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒豆は今回もまた普段の通り

 

圧力鍋で、だったのに

 

なんだか出来がとってもよかったのです。

 

 

 

 

(水に浸けたあと)

 

① 圧がかかってから30分加熱、

 

 圧が抜けて柔らかさの様子を見て

 

 今回は固かったので、ふたたび蓋をして

 

 さらに火をつけ10分。

 

 

(圧が抜けて柔らかくなっているのを

 

 確認してから)

 

 

② てんさい糖と醤油をチャーッとして

 

 重りなどを外した蓋をのせて少しコトコト。

 

 冷えてから味を見て、

 

 またコトコト。

 

 

 

 

ふむ。

 

振り返ってみても本当に

 

いつもと変わらないのに、

 

(皺も全くなく)

 

皮も全部そのままで、いい感じ。

 

 

土鍋で煮ては冷ましてを繰り返した時と

 

同じか、もしくはそれ以上の出来でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、

 

12月26日(水)のこの朝ごはん。

 

雑穀ご飯と一緒に温めたのは、

 

セレベスの煮物だけです。

 

 

 

 

あとのものは冷たいままがいいだろうと、

 

ご飯と芋がしっかり温まったところで

 

蓋をはずして、よそって

 

こたつにドン!

 

 

いつもと一緒ですね。

 

 

 

サラダはもちろんの事、

 

きーんと冷たい白菜は

 

なんと美味しい事でしょう。

 

 

 

そう。この日の主役は白菜の漬物。

 

 

その冷たさを際立たせる

 

ほかほかのごはんとしっかり味のしみた

 

大好きなおかずはむしろ脇役だなあ。

 

 

(冷たいごはんに冷たい白菜も

 すごく好きなんだけどね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(うーんと冷えたのを、こたつでほてった

 身体を冷ますように食べるみかん。

 どうしてこんなに美味しいんだろう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白菜を干す時には、その重さで

 

壊れるのではないかと思ったザルを

 

 

(麻ひもでそれぞれ2段と

 

 3段につなげて使っています。)

 

 

実は昨日から

 

箱で届いたみかんの保存にどうかと

 

試しています。

 

 

(乾燥しすぎてしまわないか?かは心配。)

 

 

 

 

そんな仕事に耐えているので

 

えのきを2パック干す時は、軽すぎて

 

「これでいいの?」という風に見えました。

 

 

 

 

 

この日のおかずは

 

そのカラカラになるまで干したえのきを

 

炒めるのより少し多目の油で揚げ焼きして、

 

 

そのお鍋に(今回は)セレベスを加えて

 

水を入れて煮てから、酒、醤油。

 

 

冷まして味を含ませて冷蔵庫でさらに

 

味をしみさせたもの。

 

 

 

いかと里芋の煮物のような味です。

 

 

 

 

干しえのきと油を組みわせた使い方は

 

ずっと前に

 

庄司いずみさんのレシピで学びました。

 

 

(これは本で見たのだと思うのだけど

 

 タイトルが思い出せないなあ。)

 

 

 

ほかに『 深夜の富士そば 』という

 

レシピなど、

 

えのきの魅力を知り尽くした方だと

 

思っています。

 

 

 

(えのき以外にも素材の”転用”が斬新で

 

 面白く、材料が少なくて簡単。

 

 「ベジレシピの発明家」だと思ってます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実家では子どもの頃、

 

白菜を漬ける樽はベランダに

 

置いていたな。

 

 

 

みかんも段ボール箱はベランダに。

 

 

 

更にはおせちも献立ごとに容器に入れて

 

自然の寒さ任せで保存していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

団地の小さな台所、

 

スペースがないからの苦肉の策です。

 

 

でも、東京の下町の昔の長屋なんかでは

 

広さはそこら中で60年代から建てられた

 

このタイプの団地と

 

変わらないくらいでしょう。

 

 

昔からみんなそうやって工夫してきたはず。

 

 

ほかの部屋だってひとつかふたつ。

 

昼間は布団を片付けて・・・

 

夜はちゃぶ台を片付けて・・・

 

同じ場所を何通りにも使うというね。

 

 

 

 

 

そしてこたつは・・・

 

戦後は下町ならきっと

 

限られた、恵まれた一握りの家にしか

 

なかったのかな。

 

 

戦争の始まる前には炭を使ったのなんかが

 

きっと広まっていったのだろうに。

 

 

 

 

 

 

では・・・では戦後、

 

温かいこたつで白菜やみかんを食べる

 

美味しさや幸せは

 

いつ頃人々の元に戻ったのだろう?

 

 

 

 

(明日はこの1年を食べ物以外の事について

 書きたいな。)

 

 

 

 

 

 

冷たいサラダでも、

 

熱々のごはんとおかずの横で

 

ほのかに温もったところをパクリ。

 

 

まだこたつに座ったばかりの

 

冷たい頬で食べ始めても

 

身体はじきに足からしっかり暖まります。

 

 

 

 

 

ツナと玉ねぎ、コーンのサラダは

 

クリスマスイヴに焼いたチーズピザの上に

 

レタスと一緒にのせたものの残り。

 

 

冷蔵庫で冷たくなっていたそれに

 

同じく冷蔵庫に入れてあった菜の花の

 

茹でたのを混ぜました。

 

 

ちょっと苦味のある青いものを食べるのも

 

ほかほかになった足でがいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「部屋全体は寒くてもいいです。」

 

 

とは、

 

たしか設計士さんにも話した言葉。

 

こたつ、せいろ生活には

 

むしろそのほうがいいのですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋の中のあちこちに

 

ポツポツと間接照明が灯る感覚と

 

似てるかな?

 

 

全ての希望満たされて

 

空間全部が暖かさに満ちていなくても、

 

冷たいのと温かいのが混ざっていて

 

それぞれに触れて

 

それぞれの良さを感じるくらいで丁度いい。

 

 

 

それに、

 

 

時に、手元に来た時にすでに

 

とても出来が良く、状態の良かっただろう

 

黒豆に感動するくらいに、

 

普段はとても成果が期待できない

 

適当なやり方でいる私が

 

あたたかさばかりを望む言葉なんて

 

とても言えたことではないものな。

 

 

 

 

そうなんだよな。