しじみ汁の朝。
３月２４日。
大根はほんの少しの塩でもんで、
お湯で戻してからさっと茹でた「ふのり」にお浸しの下準備と
同じくらい少しの醤油をかけたものと
合わせました。
大根葉のふりかけはめずらしく
盛りだくさんの材料でした。
鰹節、ごま、酒、醤油のほかに、
桜エビ（あみえび）。
しじみ汁（しじみ、味噌、生姜）にしたから、
「丸ごと」を食べる煮干しの粉はなくて、
それで桜エビのこれを出すのがちょうどいいと
食べた朝。
夜のうちにざるに入れておいた豆腐を
最初に焼き付けるようにして作った炒め物は、
たぶん、
ごま油、生姜、椎茸、茹でておいたブロッコリー、塩。
かぼちゃには玉ねぎの酢もみ（黒酢）となにかオイルを
かけているのかな。
のみすぎた様子を見た週の朝だったのかな、
しじみ汁。
そうだ、そうだ、思い出した。
たくさん食べて体に多すぎたものは、
玄米で出したらいいな、
味噌で出したらいいな。
生の大根でも出しましょう。
この大根葉、とてもリッチで間違いなく美味しいのだけど、
実はこの日は大根のほうが美味しく感じました。
ただの塩味の大根と、
海藻にほんの少し醤油をからめただけのものを
さっと混ぜ合わせただけなのに。
来年の自分自身のことを考え始めた時には、
自分で自分を煙に巻くように
動物ではないほかの生き物のことや、
石のようにじっと動かない物のほうに
そっと意識を向けるようにしているこの頃。
（誰にでもオススメできる事ではないと思います。
そのまんまの状態だと私はこれと正反対だと思うので、
こういう風に意識してやっといい感じだと思うのです。）
それでも
「土曜日までの今回の出張はどうかな。しじみ汁いるかな？」
「あちらで大根おろし食べたかな？」
これくらいは考えるもんな。
食べ物の事とか暮らしの事とか、ただ生きる事とかを
ちょこっとだ心配して
「それをどうにかできないかな？」とできる事をやるのは
上の考えに背く事ではなくて、
むしろそれそのままだからいいのだと思っています。
昨日のお散歩。
カルガモの親子に会いました。
なんだか朝から人がたくさんいると思ったのだけど、
そのせいもあったのかもしれません。
夜には雨がたくさん降りました。
小さな子たちを抱えたあのお母さんが
その中で不安な気持ちでいるのではないかと心配をしていたら、
いつの年かにも
強い雨の音に同じ心配をして
あとからちゃんとその子たちの元気な姿を見られた・・・。
「そうだそうだそんな夜があった」と、
すぐに思い出しました。
