定点 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は、30年越しの「恋人」に

 

会いに行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、その前に・・・

 

 

すこし早めに家を出て

 

 

 

『  蓮沼 執太   〜ing  』  

 

 SHISEODO GALLERY へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

(偶然にも出かける前にこの

 資生堂パーラーのお菓子を食べてから。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音をお届けするためにと、

 

動画も撮ってみたけど、

 

ほかのお客さんのお顔が入ってしまったので、

 

やめておきましょう。

 

 

 

 

 

 

( 実際にこの場所へ行く事ができる方が

 

  いたら、場所ごとに聞こえ方が違うので、

 

  ぜひそれも味わってきてくださいね。

 

  私はあとから気づいたのだけど。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木漏れ日のよう。

 

 

でも本当はちょっとちがうのです。

 

 

屋上の緑の中のリアルタイムの映像が

 

映し出されているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地下。

 

コンクリートの下にいるのに。

 

 

 

 

 

(お外の世界とのやりとり・・・

 今はこういう技術もあるものね。)

 

 

 

そしてこれもリアルタイムのやりとり、

 

なんですって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろんそれだけがすべてではないのですが、

 

(はい。それはごく一部だけど

   

        あえて言うなら)

 

 

わたしにとってはこれが「新しい」でした。

 

 

 

 

(音のならない道もあるのに、

 

 私も他の人と一緒。

 

 滑ったり転んだりしないように

 

 気をつけながら、

 

 好きに選んで踏みしめる方を選ぶよ。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもその「新しい」との対比で

 

プリミティブな音を楽しめるのが

 

私はやっぱりよかった。

 

(金属を踏みしめるあの音。)

 

好きです。

 

 

 

(植木鉢なのが大切。

 

 あとは戸外ではまずないだろう

 

         この影のでき方も。)

 

 

 

 

 

およそ20年前。

 

 

同じく銀座の地下・・・のスペースに、

 

そこにあるはずのない

 

外の世界を感じさせる空間ができた事が

 

ありました。

 

 

 

 

「地下である事に意味がある。」

 

とエールを送ったことがありました。

 

 

 

 

 

 

 

(なんだか偉そうに聞こえちゃうけど

 

 私が言うと子どもに言われたような感じで

 

 どうやってもそんなに偉そうには

 

 なり得ないので大丈夫なのです。)

 

 

 

 

 

これはさらに

 

耳で感じるものや

 

生活に浸透した新しい技術も。

 

 

 

(ここから聞こえる音は現在進行形では

 

 ないのです。

 

 ダンボールで「演奏」したものを録音して。

 

 でもそれでも現在進行形・・・

 

      中に人がいるように感じます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(目で読む文字。耳で聞く音。

    ・・・・目で聴く音?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(街で採集中。虫ではなくね。)

 

 

 

 

 

 

 

         

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして「恋人」に会う前に

 

ちょっと休憩してから・・・

 

 

 

        

(土台はメレンゲで軽く、クリームがすべて。

 

              メリハリね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

『 モリのいる場所 』初日舞台挨拶と上映。

 

行ってきました・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・

 

 

 

 

 

 

すこしの興奮が

 

まだ残っている夜。

 

 

 

 

 

 

 

お店を予約しておいてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

理由があって、

 

普段は外食の様子はあまり撮らないと

 

決めているところがあるのだけど、

 

 

 

 

 

 

 

 

「海老フライ」

 

 

このキーワードで探してくれたようです。

 

 

 

(だからちゃんと記録です!)

 

 

 

 

(でもお店に来てみたら仕事で

 

 一度来たことがあるお店だったそうです。)

 

 

「お魚の方がいいだろう」と、

 

デザート以外全部シーフード、

 

お肉はなしです。

 

 

 

 

 

 

 

 

42年前の5月19日。

 

 

大皿に並ぶ2家族分の大きな海老フライを

 

1歳の誕生日を迎えたその日の主役の私が

 

準備の間に端からつまみ食いをして

 

しまったそう。

 

 

(祖母が市場まで買い出しに行ってくれた

 

 大きな海老をつぎつぎに揚げている間。

 

 母が気づかなければ1人で

 

 全部食べてしまっていたりして。)

 

 

 

 

 

 

 

 

海老フライは特別なのです。

 

 

そんなに意識しなかった時期もあったけれど

 

何十年か彷徨って(さまよって)

 

また定点「海老フライ」に戻って来ました。

 

 

 

よかった、あなたがずっとそこにいてくれて!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごいお誕生日になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

映画の公開日が、

 

私の誕生日と重なっただけで

 

とても嬉しかった。

 

 

 

なのに、ご本人まで見る事ができました。

 

樹木希林さん。

 

恋人(!!!)

 

 

私が実際にお顔を拝見できても、

 

そこに何かが起きるわけではないのだけど、

 

今回は行くべきと思ったのです。

 

 

(私は会いたい人にはちゃんと会える運は

 

 持っているようです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

舞台挨拶で見た4人の方

 

(沖田監督、山﨑努さん、

 

  樹木希林さん、池谷のぶえさん)

 

は、挨拶後のスクリーンの中にいる方たち

 

(3人)と同じとは思えないほど小柄で、

 

 

そして皆さん映画の中では入れていた

 

「スイッチ」を消されていますから、

 

ずいぶんと控えめな佇まいに感じられました。

 

 

 

 

 

(樹木希林さんはお話の内容を活字に直すと

 

 いつものように達者で、面白く、

 

 またその一言一言が考えさせられることに

 

 変わりはないのですが、

 

 ここのところ様々なメディアでお見かけ

 

 し続けていましたし、

 

 少し前にカンヌ!・・・から帰ってこられた

 

 ばかり。

 

 お年から考えてもお疲れも相当

 

 あるだろうと思います。

 

 

 監督は、お肌がつやつやピチピチとして

 

 話すとさらに可愛らしい男性でした。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずーっと「願っている」とおっしゃっていた

 

山﨑努さんとの共演。

 

 

私もずーっと、ずーーーっと、

 

ずーーーーっと、願っていました。

 

 

 

心の中で「よかったですね。」と

 

ちゃんと言って、

 

そしてあとはいつものように映画の世界へ。

 

 

 

 

 

 

 

(ちがうのだけどね。やはり

 

 木漏れ日みたいでもありますね。

 

  天窓から差し込んだ光のようでも

 

        ・・・あるでしょう?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前はそんなにこだわらなかったけれど、

 

今回は絶対に「今だ。」と思ったんですよ。

 

 

 

 

 

私のいろんな「好き」が集結、

 

積み重なっていることもありましたが、

 

 

理由は説明できないけれど

 

「今だ。」と私が決めたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいま。

 

 

ぐるぐると遠くに放り出されていたのが

 

元の場所にもどってきました。

 

 

 

(あら困った。なんだか『還暦』みたい!)

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろな風景が

 

レモンイエローに光りながら、

 

43年という時間を早回しにして

 

地層のように降り積もったかのような

 

幸せな1日でした。