二十日正月 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

休憩を途中に入れながらも、

 

昨日はよく頑張って動きました。

 

 

 

 

 

 

 

でも、

 

片付けの途中で本を手にすると

 

人ってどうして開いてしまうのでしょう。

 

(処分するわけではないので、内容を吟味する必要もないのに。)

 

 

 

 

 

 

毎日開くような事はなくなっていた

 

『日本の七十二候を楽しむ ー旧暦のある暮らしー』。

 

 

二十日正月、という言葉が頭に浮かんだが最後、

 

辞書をひくようにその意味を確認するため、

 

やっぱりもろもろの手を止め、

 

それを開いてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、写真は今日1月21日(日)の朝ごはん。

 

 

 

 

温めた胚芽押麦入りのごはんでおむすび。

 

 

昨日のお味噌をちょこんとのせて。

 

 

 

 

塩はせずにむすびました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スープは、昨日の夕方ベジブロスで出汁をとった際に、

 

その一部を使って作っておいたもの。

 

 

 

白菜、しめじ、玉ねぎ、キヌア、ひよこ豆。

 

 

 

 

(白菜はまとめて切って野菜室に入れてあるのを早く使い切りたくて。

 

     のこりの4つもすぐに使えるようにして冷凍してあるもの。)

 

 

 

 

 

ぬか漬けやいつものお茶(ケツメイシ・レモンバーム)とも合わせた、

 

(わずかのレモンバーム以外は)しっかりと和食なのだけど、

 

 

 

このスープには最後に、バジルのドライも加えました。

 

 

 

 

 

このバジルはこの冬ためしに

 

12月まで片付けずにすこしだけ様子を見てみた

 

ベランダのもの。

 

 

 

 

 

その明るいけれどvividな緑色が失われた冬の葉を

 

一番最後に片付ける時に干してみたら、

 

夏のものにもおとらないくらいに濃い

 

しっかりとした緑色になって驚かされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

これにトマトやにんにくも合わせたら

 

すっかり洋風になってしまうし、

 

せっかくのお味噌の香りも台無しになりそうだけど、

 

(今日だけはしっかり味わってもらいたいので。)

 

 

もみのりを入れる時のようにこぶしで握りながら入れたのは

 

それこそ海藻や、

 

ちょっと個性が強いけれどしっかりと身体に良い仕事をしてくれる

 

春菊などの緑の濃い野菜と同じ感覚で。

 

 

 

 

おむすびに勝ちすぎる事なく、

 

塩だけで味をつけたスープに

 

ほんのすこし香りをつけてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『二十日正月』で

 

正月のものたちをきれいに食べ切ることは

 

できるのかもしれないけれど、

 

 

食事のことは基本的には食べる行為も準備も

 

毎日の「積み重ねと連続」。

 

1年を通しての定番と季節を股にかけて食べつなぐものが多少あって、

 

それ以外に食事の中のほんの一部が季節の移り変わりの中で

 

ちょっとずつ変化していくのが本来。

 

 

(たとえば夏のぬか漬けの定番はきゅうりとにんじんで、

 

 冬になると大根とにんじんに。)

 

 

 

 

だから

 

「今日で正月はおしまーい!」

 

と、きれいにスパッと何もかも新しくするのが

 

この呼び方をする本来の目標や目的ではなくて、

 

 

 

とくべつに新しくはない毎日に

 

すこしでも区切りをつけ、

 

立ち止まって振り返って自分の足跡を見るための

 

手がかりのひとつような気がします。

 

 

 

 

      (今日切り抜いた新聞記事。私の個人的な手がかり)

 

 

 

 

 

 

昨日まったく家を出なかったので、

 

今日は自転車で近所の小さな直売所に行ってきました。

 

(明日は雪の予報ですしね。)

 

「そういえば今年はまだ家の前の川沿いの桜の蕾、

 

 観察していない。」

 

昨日思い出したそのことを、

 

自転車をこぎながらまた一瞬思い出して頭上の蕾を目視してきたけれど、

 

当然まだ開く気配もありません。

 

それよりもたとえ雪が降っても大丈夫なように、

 

硬くその身を閉じている。

 

 

 

 

 

 

 

お正月の楽しい雰囲気の終わりと、だんな君の

 

(出張による)異国からの帰宅が偶然重なりました。

 

 

これは

 

 

「これからがくんと寒くなるよー!」

 

「しまっていこう!」

 

 

きっとそんな天の声。

 

(休憩にちょっと本を開いて緩むことは大切だけど)

 

1回閉じなくちゃねー。

 

 

だからこのタイミングでのお味噌の完成は本当にありがたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『日本の七十二候を楽しむ ー旧暦のある暮らしー』も終盤。

 

 

 

 

この本をまた最初から開く

 

春(旧暦の新年)の訪れとともにできれば

 

言うことはないのでしょうが、

 

今年もきっとぎりぎり。

 

 

それでもせめて桜が咲くよりも前には

 

お味噌を仕込みましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私も今は毎日がこれでもうじゅうぶん懸命だけど、

 

量は増やそう。1年分に。

 

(お豆を潰すのはだんな君の役目だから大丈夫!)

 

 

そしてもしもできれば、

 

お味噌作りではもう一歩すすみたい。

 

(大きなことでなくても「香り付け」程度でいいのです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は新しくするのではなくて、

 

そうやって時々きた道を振り返って

 

今つづけられることをやればいい。

 

 

自分の手元で必要十分、無理のない形でできることが

 

この春にひとつ増えればいいだけのことだなあ。