考 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

風の冷たさはやはり冬。

 

低い陽の光の中を今日はたくさんの海鳥が

 

鳴いて遊んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて写真は12月18日(月)、

 

まだ暦の上でもどっぷりと冬の頃。

 

 

 

煮干しの粉を入れたお味噌汁と、

 

 

 

 

 

魚と一緒に煮ようかと買ってきていた昆布と

 

家にある材料での煮物。

 

 

 

 

 

 

雑穀ご飯に黒ごま。

 

 

 

 

あとはにらともやしの酒粕入りお味噌汁だけで朝ごはんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

にらのお味噌汁は冬の体にとてもいいけれど、

 

それでもお正月には使わない。

 

 

 

夏に茂るものであることや、

 

その柔らかな葉の青野菜がお店の休みの正月につかうには

 

いたむのが早すぎるせいもあるだろうけれど、

 

なんといってもその香りが0(ゼロ)に戻ることを

 

さまたげるからのような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、この時食べた煮物は、

 

 

干し椎茸の戻し汁と昆布そのものから出る出汁で、

 

あとは醤油少しを入れただけで煮ました。

 

 

小さい火で煮て、

 

『「さしすせそ」の順番とは逆になっちゃうけれど、

 

 味見してどうしてもだめならばお酒を入れる。』

 

 

 

そのつもりで作り始めたものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬になるとなぜか、

 

こんにゃくはくるりと「手綱(たづな)」にしたくなりがちで、

 

この日もそう。

 

 

でもお正月のお煮しめとの区別はあって、

 

 

その煮る品(しな)の種類や、

 

 

ひとつひとつ別に煮るのではなく

 

こんな風にまとめて煮て混ざり合った味わいを

 

楽しむこととか・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、

 

まだまだもの皆新しく感じるこの時期に「正月考」。

 

 

 

 

 

ひとつひとつの材料を下ごしらえしながら煮ていくのは、

 

神様へのお供えものの意もあるんだろうな。

 

 

 

 

「里芋をありがとう」

 

「にんじんをありがとう」

 

「こんにゃくいもをありがとう。」

 

「椎茸をありがとう。」

 

「蓮根をありがとう。」

 

「さやえんどうをありがとう。」

 

 

 

と、1年に1度くらいは

 

ひとつひとつの自然の恵みに感謝する機会と思って、

 

自分のお尻をたたく。

 

 

 

 

 

あとは、

 

「お酒を料理に使うことも、

 

 きっと限られた時だけの贅沢だった時代を経て今があって・・・」と

 

 

今年のお正月のお煮しめは酒と塩をきかせたものにしてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「調味の酒を控える0(ゼロ)」に、

 

「お供えのつもりで作る0(ゼロ)」。

 

 

 

今はもう日頃なんでも「おいしい、おいしい。」と食べる私でも、

 

正月を迎えるちょっと前の一瞬、

 

または正月のまさにその朝一瞬だけでも0に戻れたら

 

その先に迎える新年はなお嬉しい。

 

 

 

 

 

( 今年は白とグリーンの分量多目。一昨年のもそんな感じでしたが、

 

 去年のはもう一度よく見たら・・・

       

 濃いピンクの花も入っているのを選んでました。・・・あちゃ。 )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年のお正月も大晦日にはすき焼きを食べたりしたけれど、

 

その前後数日はお魚が多かったな。

 

 

甲殻類やいくらは今年も高値。

 

それでも食べられた。よかった。

 

(なかでもとくに大好きな海老は「お正月だから」と

 

 気づけばすこしずつですがあちこちで食べました。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

去年は多少無理を感じながら生活を変えた年で、

 

実は今また、それがよい選択だったのかどうか考えています。

 

 

それでも

 

年末31日には『 kubo 』を、

 

年始2日には『 ゴッホ 最期の手紙 』を

 

(予定より遅くなったけれど)観に行くことができましたし、

 

 

その日をふくめ毎日が

 

散歩できる幸せを存分に感じられるものだったから、

 

きっとその瞬間は0に戻れた。

 

 

川沿いにならんで咲く水仙は、

 

まだ今年は私1人でしか見ていない。

 

それでも十分贅沢なお正月休みだったと言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風邪気味の体にいいと言っても、

 

青菜ですからそこはじわじわ。

 

もうだんな君も今朝にはすっかり元気に見えましたが、

 

この週末には今度は精のつくあの香り、

 

にらのお味噌汁をたくさん作って食べて

 

週明けからの出張に送り出そうと思います。