こたつのある4月 | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

 

4月18日(火)

 

ラベンダーがもりもりで、こたつ布団もまだあって、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温かいものがまだ美味しくて・・・の朝ごはん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて昨日は『ザ・ダンサー』を観てきました。

 

そのあとはいつものように銀座界隈をたくさん歩いて、

 

最後はだいたいいつものお決まり、

 

本屋さんで落ち着きます。

 

 

 

 

そしてだんな君は本を買い、

 

私は買わず・・・

 

 

 

これもいつものお決まり。

 

 

 

 

もしもその日が骨董市の開催日や、

 

何かどこかの画廊で見にいきたい展示があるならば足を運びますが、

 

銀座では数日前にそうしたお散歩を2人でしているので、

 

昨日はご飯を食べた後はお洋服なんかを見て、

 

その後はただただたくさんお散歩を日本橋方面まで。

 

 

 

 

お店に行っても私は新しく何かを得ることに慎重すぎるくらいなので

 

そこで買い物をすることは多くありません。

 

そういう時には帰りがけに何か一つ贅沢を!とパンを買うぐらいかな。

 

(ただ、お店で、本で、雑誌で・・・・

 

 美しいものを見るのは大好きです!)

 

 

 

 

 

たしか4月のこの朝も映画か何かを観に行った週末の

 

その出先で買ったパンを食べたくて・・・のこんなごはん。

 

 

 

 

 

 

塩豚(塩を表面に塗りつけて寝かしておく塊肉)の端っこの方と

 

新じゃがは、にんにくとローズマリーと一緒に

 

オリーブオイルと塩をかけてオーブンで焼いて夕食で食べましたが、

 

ほかにもいろいろあったので、食べ残したものを

 

そのまま冷蔵庫に。

 

 

 

 

 

この朝、そこに胚芽押麦とたぶん・・・・炊いて冷凍してあるキヌアとアマランサスと

 

水を入れて火にかけて最後に塩で調味しました。

 

 

 

 

 

茶色いのはオーブンで焼いた時に琺瑯についた焦げも

 

溶け出しているからですよ。

 

 

そのまま水を入れて火にかけたおかげで

 

この朝も香ばしさまで楽しむことができました。

 

 

 

 

サラダはこのあとお客様と一緒に作って食べたものの、

 

こちらが原型。

 

 

 

 

 

新玉ねぎと、ピンクグレープフルーツ、

 

レモンバームとフェンネルの葉。

 

 

オリーブオイル、白ワインビネガー(またはレモン汁?)と塩、

 

この時は・・・コショウをすこし挽いた・・・かな?

 

 

 

 

この時、この2つのハーブの組み合わせの美味しさがとてもいい感じで

 

まとまったので、

 

柑橘類を何か買うたびにちょこちょこと作るようになりました。

 

 

 

 

 

ヨーグルトには去年のバラのジャム

 

(・・・の煮詰めすぎて、色が濃くなり、硬くなってしまった分・・・。)

 

を、

 

すこし緩めてもう一度殺菌、脱気してから

 

もうこの春はうちで責任を持って(笑)

 

ずっとずっと食べています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえばね、

 

愛情を持って人に上手に負ける・・・というようなことでも、

 

「ゆるし続ける」ということでも、

 

愛情をもつことだけを譲らずに何かをつらぬいていったら、

 

何十年という時間はかかるかもしれないけれどちゃんと結果が出るみたい。

 

(まだまだ若輩者ではありますが本当に出てきた気がします。)

 

 

 

けがをしても生きてさえいられれば、

 

美味しいジャムも食べられます!

 

だから大丈夫!

 

 

(あれれ?食べ物の話?)

 

 

 

 

 

 

 

とにかく生きる。

 

とにかく作る。

 

 

(・・・・あれれ?もうなんの話だかわからなくなってきたー。)

 

 

 

 

 

失敗しても、

 

育てる過程、作る過程を思い出すともったいなくて、

 

どうにかしようと思っちゃう・・・。

 

 

(むむ。なんて食い意地が張っているのかしらー。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そういう時間だけが今、手元にのこったから、

 

目の前のその瓶を手に、今日も頭をひねります。

 

余計なものはあっさり捨てちゃうけど、

 

このジャムのつまった瓶はとても大事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、調べてみたら。

 

この前の日は、「また有楽町の駅前で足もとに桜の花を見つけた日」でした。

 

 

 

 

 

 

 

悔しくて残念なことがあったこの時期のそれは

 

とても嬉しくて、

 

そうやっておとずれたその小さな喜びを表したら、

 

いつものようにこたつの上にひろげられた食卓はこんなふうになったのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔、職場で500円で買ったとても薄い色の藍染めの木綿の風呂敷と、

 

ダイソーで買ったステンレスのスプーンと木のスプーン、

 

そしてスープ皿。

 

 

パンをのせた木の器と VISIONグラスは、買う時に何度も考えて

 

やっと買ったものだけれど、

 

ラベンダーを飾った琺瑯のマグはいろんなお店で見て探して

 

最後に300円均一のお店でようやく買って・・・

 

ヨーグルトをよそった木の器はやはりナチュラルキッチンの100円のもので、

 

サラダに使った耐熱ガラスの器は景品でもらっというものを

 

ゆずってもらったもの。

 

 

 

 

コースターはシリコンのメッシュの滑り止めに、

 

端切れを細長く切って通していって作りました。

 

 

もくもくと頭は使わず手先を動かして、

 

小さな事件ならばそれで切り抜けることもたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この食卓の天板の下にまだあるこたつ布団は

 

どうしても白が良くて幅広の布を探して買ってきて自分で縫ってから

 

まだ2年も経たないのに、あちこち穴が空いているのですが、

 

それを繕う楽しみが数ヶ月後に待っています。

 

 

両親の年が上がっていくのに従って

 

「終活」という名の断捨離をしている方が周囲に増えたりして、

 

以前実家の近くで暮らしていた頃に知り合いの「おばちゃん」たちが

 

気にかけてくれていた頃のように、

 

「これよかったら使って」という言葉とともに、

 

私の手元に来るものがこれから増えそうな予感です。

 

 

 

 

 

色や素材が合わない大きなものはできるものは

 

私の色に塗り替えて使わせてもらいましょう。

 

 

 

 

 

 

ほら。

 

わたしはちゃんと明るく楽しんで、決して曲がらずに、

 

時にはこたつの力を借りて、

 

こたつのあたたかさを分け合って

 

この20年他の誰かを守ってよく生き抜いてきたと思うのだけどなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてこうして暮らしているか?

 

とか

 

なにに価値を見出しているか?

 

とか。

 

 

 

そしてこれまでにどんなことが起きたのか?

 

 

 

そこまでも想像して見つめて見守ってくれる本当の大人の人が

 

存在するのを知っているのは救いで

 

また、本当にありがたいのです。

 

 

私は結局また話さないことを選んだから、

 

黙ってその場をはなれるしか方法はなかったけれど、

 

それはやはりくやしく悲しくてとてもさびしい。

 

 

せめて

 

「1年でも早くその状況からはなれたのは正解」と

 

思えるようになりますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風呂敷には、いい思い出も悲しい思い出も染み付いています。

 

そういうとこれは「ときめかない」ものとして手放すものなのかもしれないけれど、

 

職人さんの手ではない小さな手で染められた藍染めの布は

 

もう15年以上何度も洗って、

 

もともと薄い色だったのが、ここまで薄くなりました。

 

 

 

ものに生命をふきこむように使えたと思うのも楽しみだけど、

 

そういう私の近くで美しくなっていくものも

 

この先も身の回りに増えていったらいいと

 

願っています。