「大きく道をそれてしまった？」
「自分の決めた道からそれてしまった？」
そんなふうに思うような時があっても、
たぶん何かひとつ守りきったものがあるはず。
たぶんその守りきったものこそがその人の「真理」で、
回り道や寄り道に見えても、
一番最後にふりかえってその道を遠く子どもの頃まで
ぼんやりと見てみたら、
そんなに大きく逸（そ）れてなどいないのかも。
軸がぶれていなければ、
決めた通りに歩んでいない気がしていても、
いつか気付いた時にはちゃんと
「本来の道」を歩いている自分に気づくと
今は思います。
さて写真は２月９日（木）の朝ごはん。
この日は・・・ジム？英語？
それとも打ち合わせ？
早い時間に送り出すのに、まだすこし暗い中で撮ったので
手ぶれが多くてごめんなさい・・・。
夕飯で食べた時に多すぎるからと半分ずつにしておいた、
塩鯖と納豆の朝ごはんです。
煮干し君（煮干し丸ごと全部を粉にしたもの）、玉ねぎ、
焼き海苔のお味噌汁に、
玄米と、いつものお茶（ケツメイシ・レモンバーム）。
納豆には、
ごま油で、大根葉、白胡麻、かつおぶし、を酒と塩を使って炒めた
ふりかけを混ぜました。
蒸したかぼちゃに、貝割れ大根、紫たまねぎ、
そして豆腐マヨ（タルタル）には、
鯖に合わせてディルを入れたかったのに・・・
この日も忘れちゃいました。
私もディルを育て始めて、ベランダで
そのまますこし口に入れて噛んでみたりすることも出てきて、
フィレオフィッシュのタルタルソースの決め手は、
ディルだろうなあ、とよくわかります。
鯖の量が多くないので、フライパンで油を使って焼きました。
冷凍のものですし、お酒をかけながら焼きました。
菊の花はこの後、洗面所に移して、
先週そこで役割を終えました。
なるほど最後の最後まで花びらを散らすことはなかったけれど、
「うなじ」
（そんな呼び名があるかはわからないのですが、
下の方の萼との境目のあたり、そんなふうに呼びたいなあ。）
の部分がドライになってきて色もすこしあせたのを見て、
そこで終わりと決めました。
太陽はしっかり顔を出しているけれど
薄い雲は多め。それでも、
さあ。今日はとてもいいお天気です。
雲もからからの空気でなくなったから、
そしてそれはは冬がすっかり遠のいた
ということでしょうね。
切り花には、
こうして決心して終わりを告げるのですが、
自分自身の道を、
振り返ったり、完全に俯瞰して見る
最後の瞬間を決めることはできません。
生かされるだけ生きて、
一番最後には
「 無駄なことはなにもなかった。 」
「思えばまっすぐだった。」
と、ふわりと俯瞰してどこかに帰っていくのかな。
『 賢者の贈り物 』をも彷彿とさせるようなシンプルな
ストーリーの映画でした。
だけどそこにあまり没入しすぎないように、
時々高い空に連れて行って２人の人生を俯瞰させてくれるような
軽やかさもありました。
そして昨日はそのままその感動をつまみに
日本橋で美味しいクラフトビールを２人で２種類ずつのんで
帰ってきましたよ。
それにしてもなんてにくい演出をする監督さんと、
パーフェクトなセンスをその技術で
存分に発揮するスタッフさんたちなんだろう！
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