人体非対称について理解しているか | 健康運動指導士〜芦田天文子のブログ

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今日は記念すべき、第50回千葉フィットネスコミュニティ勉強会【Postural Restoration®への入り口 人体の左右非対称を知ろう!】(吉山玄講師)でした。


"人体は左右対称ではない。神経系、呼吸器系、循環器系、運動器系、そして視覚器等、身体の左側と右側は非対称に位置し、個々に責任、機能、そして需要がある。この左右非対称の人体デザインは素晴らしいものであり、人体はこれらシステムの不均衡をインテグレーション(統合)することによってバランスが保たれている 。

Ron Hruska, MPA, PT "

(PRI JAPANトップページより引用)


吉山玄先生はNSCA-CSCS、健康運動指導士などの資格をお持ちのパーソナルトレーナーです。

江戸川区一之江などでご活動ということですが、日本に13人ほどしかいない、PRPというPRIのプロバイダ資格をお持ちとのこと。すごいです。


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昨日のセミナーはPRIとは何か、多関節筋連鎖というPRIの考えるキネティックチェインから呼吸が姿勢や動作に与える影響、そして評価とコレクティブエクササイズを学びました。







人間の体は心臓はやや左、肝臓は右下など、外から見て左右対称でも中の構造は非対称です。

特に横隔膜の動きは右が自由に上下出来るのに対し、左は下につっかえた状態で、換気の際の容積を確保するために左肋骨を前方に突出させるパターンが多く見られます。

呼吸をふんだんに行うのが良いのは誰もが知っていて、安静時に外から見て左肋骨が前に飛び出ているのを左右対称にさせるように無理やり修正しようとしてみたり

上肢の(Brachial Chain)の動きに対して骨盤帯がバランスをとるように捻れ、その結果股関節の動きに制限(骨同士が引っかかるような感じ)が出ていても、外から見たアライメントの歪みだけを修正することに終始したりしてしまいがちです。



私はこれをピラティスと照らし合わせて考えていて、非対称な動作がPRIの考えるところの構造の歪みなのか、それとも対称にしようとしすぎて代償が出ているのか、などなかなか見る目がないとこれはいけないぞ、と危機感を持ちました。
評価とコレクティブエクササイズの実技を学習したので、これを腑に落ちるまで練習しないと。

とにかくとても面白くて、もうちょっとちゃんとPRIを知りたいので学習の機会を持ちたいと思いました。

最近、健康づくり系のセミナーばかりだったので、ガチのトレーナーの学習はやはりとても楽しいです。運動をしない人で、なんか不調なんだよね、という方にも適応できる理論なので、これはしっかり知って行きたい。



吉山先生の話は実例を豊富に交えて興味深く、セミナーの様式としても大変勉強になりました。
ホンモノのトレーナーの迫力を久しぶりに感じて、ヒトの体を扱う者として絶え間ない研鑽は欠かすことができない、と自身も責任を噛み締めました。


コミュニティの皆さんも久しぶりにお会い出来てとても嬉しかったです。




次回もよろしくお願いします!