シニアとキャッシュレス | 健康運動指導士〜芦田天文子のブログ

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この前、とあるクラブでお客様が「今日はタオル持ってくるの忘れちゃったから、ピラティスで使う指示あっても使えないからごめんね」とおっしゃいました。



タオルを忘れたから、クラブでレンタルを借りようと思ったらAllキャッシュレス決済になっていて、手段を持たないその方は借りられなかった、と。



現金払いの特例も一切無かったそうです。

事実は分からないのですが、それはお困りだったろうと思いました。



そもそも、交通系ICカード、PayPayなどの電子決済、クレジットカードを持っていないシニアの方も多く、その為にわざわざ作るのも


・操作方法が分からない

・間違いが起きそうで怖い

・スキミングや盗難などの犯罪に巻き込まれる恐怖


などで難しいのだそうです。




私も去年から財布はカードと札が入る最小のものに変え、小銭入れは別にしてどうしても現金で払わなければいけない駐車場や商店に対応しています。正直、全部電子マネーにしてほしいです。



若い方ならいざ知らず、私たちの年代でも便利を享受する為に、多少の難しさやリスクは受け入れるのですが、スマホすら持っていない世代にはそれも難しい💦



でも、日本は労働人口減少による人手不足や、科学技術による作業の効率化、感染症によるオペレーションの非接触化の流れは止めることは出来ず


その中で取り残された高齢者の利用対策が急がれるんでしょうね


総務省では令和3年に以下のような対策をしていたらしく(らしく、というのは実際に見聞きしていない為)

デジタル活用支援 令和3年度事業実施計画 等


◆携帯キャリアが携帯ショップで実施


◆地元ICT企業やシルバー人材センター等が、 地方公共団体と連携して公民館等で実施

携帯キャリアで見かける「使い方教室」というのは総務省からの働きかけもあったんですね🤭

積極的な人はそういう場所に出かけて、使い方をどんどん覚えるのでしょうが、残りの半数ほどの方はどんどん不便になる脱現金社会でお困りになるんだろうな、と。


ちなみに最初にお話ししたクラブでは、親切なスタッフさんが電子マネーの決済方法などを手取り足取りアシストしてくれます。
とても親切なクラブなんです、全体的に。
ただ、電子マネーが嫌な人、クレジットカードが怖い人にはどうにも対応出来ませんね。


まだ窓口で買う切符が駅に残っているように、救済策は残しつつ、使う人が減るのを待つ形になるのか

もしくは、スタッフが給油してくれるようなガソリンスタンドのように、対面販売には相応の金額を乗せて販売する形になるのか

デジタル弱者にも優しい社会にしたいのだけれど。


そういえば、ゆうちょ銀行で小銭を入金すると手数料が取られるようになりましたね。
キャッシュレス推進の為の商店への嫌がらせかと思いましたが(笑)どうしても小銭が集まっちゃうお賽銭なんかは困っちゃうでしょうね〜。
電子マネー賽銭なんかも出来ましたが、小銭が嫌われ者になる時代が来ました😰

おウチの小銭貯金はポケットチェンジで電子マネー化する?
こんな方法もあります。