食事についてだけの内容かと思いましたが、
彼の生い立ちから、思考のトレーニング、だれにでも出来るフィットネスプランなどが書かれてあり、非常に読み応えのある内容でした。
セルビアの戦乱の中で育ち、空爆に逃げ惑いながら、あまりメジャーではなかったテニスに惹かれていった少年時代。
そして天才的とも言われる技術を持ちながらも、試合途中で体調不良により棄権を余儀なくされる事再三の挫折。
体調不良の原因がグルコースと乳糖の不耐症である事を発見し、そこから彼の食事コントロールが始まります。
プロってやっぱり凄いなぁ…‼︎と感嘆するばかりの徹底ぶりだったのですが、
一般の人にも、食事後になんか眠くなるとか、ヤル気がいつも出ないとか、そういった事の原因が案外食事内容かも知れませんよ、って気づきがあります。
その他、トレーニングプログラムの具体的なメニューや、瞑想、ヨガの導入など、一冊でこんなにサービスしちゃって良いの?ってぐらい盛りだくさんの内容です。
やはりプロスポーツ選手というのは、体力や技術が優れているだけでなく、全人格的に素晴らしいものです。
私も読みながら、こんな人間になれたら良いな、とモチベーションが上がりました!