元日に初詣に出かけた後、がらんとした銀座の街を散策しました。
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住所では銀座4丁目となりますが東銀座駅の近くを通りかかったとき、噂に聞いたことがある店が目の前に現れました。すぐに売り切れてしまうというジャムパンの店です。こんなところにあったのか!と思わず叫びそうになりました。
~大人のジャムパン専門店~ 銀座「月と花」
東京都中央区銀座4-10-6
毎日10時に開店するものの、午前中には売り切れてしまうため、本当にやっているのか?と思う人もいるらしい「幻のジャムパン屋」なんだそうです。元日から営業しているのも嬉しいですし、待たずに入れるのも嬉しい限りです。
ジャムパンを4つ買うと、果物のイラスト入りのオリジナルの箱に詰めていただけます。このジャムパン、手土産としても最適だと言われていますが、なかなか手に入らないパンであることを考えると、簡単な手土産ではなく、勝負時の手土産として活用できそうです。もっとも、受け取る側がこの価値を感じ取る能力が無ければ意味がないのですが…。
今回は、数あるジャムパンの中から左から順に、
シャインマスカットドラゴンフルーツ甘酒&ゆず白いちご
の4つをチョイスしました。冷凍保存も可能で、冷凍する際には個包装の袋をよく閉じてから冷凍することが推奨されています。

いただく際には、温めると美味しいのですが、電子レンジは硬くなるから不可だとのことです。トースターで1分程度しっかり焼く、又は、220℃のオーブンで3分前後焼くことが推奨されています。アシモモ~家では魚焼きグリルを利用して軽く炙るようにしています。短時間でパリッと仕上がるので重宝しています。目を離すと黒こげになってしまうので火加減と持ち場を離れないことが重要となっています。
味わってみる時間がやってきました。
まずは甘酒&ゆず味です。パンの割れ目から固めの甘酒と柚子の果肉が残った感じのジャムが見えます。こりゃあ食べる前から美味しいのが確定しているパターンですね。


使用している果物は国内産に限定されているというのも安心できます。甘酒とゆずのつぶつぶ感が残っているジャムがぎっしりと詰まっていました。底部にはバターが塗られています。
固めの生地のパンは軽く炙ったので周囲はパリパリになっています。優しい甘さで素材の味が生きているジャムがよく合いました。ゆずの自己主張が激しくはあるのですが、その後からジワっと甘酒特有の味と香りが存在を主張します。ゆずは香り高いが故に自己主張が厳しめになりがちですが、その中にあってしっかりと甘酒の良さが残っているのが秀逸です。
次はドラゴンフルーツ。赤い果肉で、種子のつぶつぶが残っています。どぎつい赤色が印象的なジャムパンであります。


断面の画像からはたっぷりのジャムが入っているのが確認できます。ジャムは、これまた優しい甘さで、じんわりと来るような甘み、例えるならアケビのようなほのかな甘さでした。ドラゴンフルーツ自体を食べたことがないので、素材の味を引き出しているのかどうか判別がつきませんが、おそらくこういうものなのだろうと思いました。
元日の閑散とした銀座を散策して辿り着いたジャムパン。普段なら到底手に入らなかったでしょう。このような非日常を味わうことができたのもコロナ禍の副産物かもしれません。自粛警察と言われている人々からお叱りを受けるかもしれませんが、ガラガラの店内でソーシャルディスタンス確保、マスク着用、ごく短時間での購入でありますから、濃厚接触の定義にも当てはまらず、むしろコロナ時代の購入スタイルを実現しているというものです。感染対策を講じながら、その中で経済を回していかねばならないわけですから、新しい生活様式を取り入れた対面販売の在り方は模索してよいでしょう。少なくとも、感染が拡大すれば移動制限をしろと主張し、移動制限をすれば経済が回らないと泣き言を言うような、何をやっても批判するようなマスメディアの論調には乗りたくないものです。