九州旅行記 ～長島・高串崎～

蔵之元の対岸は高串崎という半島が突き出ています。

その根元に当たるところに長島温泉ホテル高串の廃墟がありました。かつては、完全かけ流しの温泉を有し、抜群の景観を誇っていたようですが、今となっては無残な姿をさらすばかりになっていました。

高串崎の先端まで遊歩道がありましたので枝を踏みわけ進んでみました。普段からの手入れが全く入ってないのと台風の影響でしょうか、遊歩道は枯れ枝や落石で一杯でした。それでも岬の先端まで行けば、長島海峡に位置する戸島や天草を眺めることができ、素晴らしい景観でした。

高串崎の先端には、２階部分が展望スペースとなっている朽ち果てた建物がありました。おそらく建設したはいいがロクに使われずに廃墟と化した農業研修所の跡だと思われます。

この他にも、高串崎の中央部には朽ち果てたキャンプ場がありました。かつてはホテル高串が管理していたといいますが、ホテルの廃業とともに放置されてしまったものと思われます。各建物にはカーテンが付けられたままで、内部にはベッドがそのまま置かれているのが確認できました。