先日、県医師会からこちらが届きました。
世の中どんどん少子化が進んでいる中、在宅医療が必要な子どもは確実に増えています。
少し古いデータですが兵庫県内に医療的ケアが必要な児が約800人いるそうです。
でもその子たちをすべて小児科医が診ているかと言うと、そうではありません。
その多くは成人の在宅患者さんを中心に診ておられる医師が小児も診てくださっています。
その理由は在宅医療の特殊性です。
特にいろいろな物品の管理は一般の小児科医は経験した事がありません。
それが理由で手が出せないです。
今回のマニュアルは、そんな小児科医向けに書かれています。
今関係してくださっている在宅専門医と連携して小児科医だからこそできる事を医療的ケア児にしてあげれば、行われている医療のレベルがさらに高まります。
医師会活動と言うと医師の利益誘導だけしかしていないと一部の人は思っているようですが、そんな事はありません。
こんな素晴らしいマニュアルの作成もやっているのです。
私も、故あって1人だけ医療的ケア児を診ています。
こんな小児科医がちょっとずつで良いから増えていく事をとても期待しています。