こんにちは。アセント学習塾の山田です。

 

3月末から数えて約半月、随分ブログの更新が滞ってしまいました。

新学年への対応と無料体験生の皆さんの準備もありましたが、

作業的に一番てこずっていることがありまして、それが「英単語リスト」の更新です。

 

大阪府教育委員会は、公立高校入試で出題する英単語を発表しています。

[令和6年度以降]大阪版中学校で学ぶ英単語集(令和4年6月改訂)pdfファイル

 

このファイルをもとに、品詞を分け、学年ごとに並べ替え、

なおかつ発音をなるべくカタカナで表現する、という

当塾オリジナルのリストに再編集して生徒さんに配布しています。

そして、授業の最初にはこのリストから単語テストを実施します。

 

でも令和4年6月改訂ってことはもう1年近く前じゃないですか。今まで何をしてたんだ。

と、私は自己嫌悪に陥っております。

言い訳をすると、以前にも改訂がありその際の量は大したことがなかったので、

今回もちょっと追加したり書き換えたりするだけで済むだろう、と思って

ファイルをチェックしてなかったのですが、開けてみると改訂箇所がまあ多い!

受験終わりから作業して春休み中に終わると思っていましたが、全然間に合っていません。

 

思うに、新中学3年生は中1から新学習指導要領に基づいた教科書を使っており

それに伴って単語量や用例も増えたのだと思います。

いまのところ私独自の分類で、

動詞が237個から362個、名詞が651個から1087個、

形容詞副詞が267個から355個、その他が126個から166個に増えています。

合計1281個から1970個。1.5倍以上です。多すぎぃ……。

 

そんななか編集していて私も知らなかった単語の意味が出てきました。

それが今日のブログタイトルです。

断食、罰金、セリフ、紙幣。

それぞれアルファベット4文字の名詞なのですが、皆さん書けますか?

 

 

 

 

 

 

断食はfastです。

なるほど、breakfast=断食を破る=朝食って、ここから来ていたのか!

 

罰金はfineです。

もともとは「fin=終わり」から「質において最後=良い」と、

「争いの終わり=罰金」の二つの方向に派生したようです。

 

セリフはlineです。

印象的なフレーズを「パンチ・ライン」と確かに聞いたことがありました。

 

そして、紙幣はnoteです。

紙幣はbillという単語もありますがこれはアメリカ英語で、イギリス英語だとnoteだそうです。

ちなみに、つい最近完結したマンガ『ハイパーインフレーション』は

超精巧なニセ札「ハイパーノート」を巡る頭脳戦を描いた傑作です。

 

 

 

閑話休題、note=紙幣は当塾の近隣の学校で使っている

『NewHorizon』の中3の本文に出てきましたが、

それ以外の単語の意味は使われていなさそうです。

他の出版社の本文には出てくるんでしょうか。

 

fastが「速い」、fineが「良い」は形容詞としては中学生の常識ですし、

lineは「線」、noteは「メモ」という一番目に出てくる意味は押さえておきたいですが、

副次的な意味まで覚えるのはしんどいですね。

ですので前後の文章から意味を推察する力も必要です。

暗記と推察、両方の力を鍛えていきましょう。