こんにちは。アセント学習塾の山田です。

 

いよいよ12月になってしまいました。

インフルエンザで塾生さんも欠席が相次ぐなか

近隣の中学校では2学期末のテストが終わりました。

中学1年生の国語では古文や漢文が出題されました。

 

当塾の中学生の国語の授業では基本的に学校進度とは異なって、

塾用教材で実力を養成していくことを主眼にしております。

テスト前には古文の『伊曽保物語』のある一節を演習しました。

 

伊曽保物語……いそほ物語……。なんじゃそりゃ。

あまりピンときませんが、小さい「っ」を入れて「いそっほ物語」ならいかがでしょう。

そう、『イソップ物語』ですね。

 

ということを中1生に言うとまず出てくるのが「……ウソップ?」

マンガ『ワンピース』の影響力はすごいですね。

もちろん、ウソップの名前は、イソップと嘘を組み合わせたシャレです。

ウソップが「海賊が来たぞ~」と嘘をつくのは、

イソップ物語の「オオカミ少年」の話をモチーフにしています。

また、ウソップの鼻が長いのは、『ピノキオ』が嘘をつくと鼻が伸びることからです。

「……キノピオ?」

マリオの影響力はすごいですね……。

 

いろいろな創作物は、このようにほかの作品をオマージュしていることが多いです。

オマージュというのは敬意をもってその要素を自分の作品に取り入れることです。

前提知識や教養があるともっと作品が楽しめる、ということです。

 

しかしながら、中1生に「『イソップ物語』って知ってる?」と尋ねてみても、

あまり反応は芳しくありません。

「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」や「北風と太陽」などの

個別の話をすると知っているようなのですが、

それらが『イソップ物語』を原典とすることは知らないようです。

論理が飛躍するかもしれませんが、そういった「物語に触れる経験の乏しさ」が

中1になって国語力(読解力)の弱さにつながっているような気がします。

 

もし未就学幼児の保護者様や、あるいはお祖父さまやお祖母さまが

このブログをご覧になっていましたら、

絵本や童話や昔話を読み聞かせしながら読む経験を蓄えていただければ

国語教育の礎になりますので助かります。

子育て経験のない独身の私が言うのは大変差し出がましいですが。