こんにちは。アセント学習塾の山田です。

 

森林環境税というものがあります。

個人にかかる直接税で国税(徴収は地方税と同時)です。

額は収入の多寡にかかわらず一律1000円。

 

令和6年(2024年)度には全国で約629億円が集まり、

森林面積・林業従事者・人口に応じて国から各都道府県や市町村に分配されます。

北海道が1位で約49億円、最下位は香川県で約2.3億円。

わが大阪府はちょうど真ん中の24位で約13億円が分配されています。

面積は香川県に次ぐワースト2位なのに、人口で取り返しているのでしょうね。

目的は「森林の整備及びその促進に関する施策の財源に充てるため」だそうで、

大気中の二酸化炭素の削減や治水や土砂崩れの防止などに役立てるようです。

 

話は変わりますが、17年ほど前に『東のエデン』というアニメが放映されていました。

 

100億円の電子マネーがチャージされた携帯電話を託された「セレソン」と呼ばれる11人。

彼らは「100億円やるからこの国をよくしろと言われたら、その金、どう使います?」という

何気ない質問に答えてしまったために、

日本を救うために100億円を使うというゲームに参加することになります。

 

今思うと、たった100億円で日本をよくするなんて無茶もいいところな気がしますが、

そこはそれ、アニメの中では「ジュイス」と呼ばれるコンシェルジュが

大体の願いをお金で解決してくれます。

例えば、国会中の首相に「ぎゃふん」と言わせる(60円)とか。

経済波及効果を考えると、100億円からさらなる富を得られるかもしれません。

もしかすると、富=よくする、という考えが間違っているかもしれません。

 

さて、やはり考えたくなるのが、もし私がセレソンに選ばれたら何に100億円を使うか、です。

 

私ならば日本の林業をよくしたいです。

日本は国土の66%が森林です。

森はきれいな水を育みます。

また「魚つき林(うおつきりん)」といって、海にいる魚にも影響を与えます。

地球環境が悪化し世界人口が増加すると、

食料や清潔な水を求めて争奪戦が始まるともいわれています。

 

一方で日本国内の林業従事者は年々減少しています。

野生動物、倒木、地滑り、また、チェーンソーの振動による職業病など、

命を落とす危険も含めて大変な仕事です。

冷房暖房のきいた室内が仕事場である私には想像できない過酷さでしょう。

 

こういった森林保全や林業従事者の方々に、

架空の100億円でなく年間629億円の税金が

ぜひ有意義に使われてほしいと思います。

政治家・役人の人々はどうぞ持てる者の義務を果たしてください。

ついでに花粉症の原因となるスギとヒノキも何とかしてもらえると助かります。

 

ノブレス・オブリージュ。今後も救世主たらんことを。