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言霊で思いを実現して生きる

アセンションへ向けて本当に幸せな生き方を考えていきます。

 

こんなことを書くと、意外だと思う人もいるかもしれませんが、スピリチュアルと宗教がどこが違うかといえば、その前提に科学的なアプローチがあるかないかの違いだと、私は思っています。

すなわち、スピリチュアルというのは科学なのです。

スピリチュアルという言葉は、もともとはキリスト教で霊的であること、霊性を示す言葉として使われていました。しかしその後、ヘレナ・ブラバツキーなどによる神智学などからニューエイジの考え方が勃興することになります。

いま私たちが「スピリチュアル」と呼んでいるものは、ニューエイジ以降の霊性とのつながりを探求する生き方なのです。

これによって、宗教と切り離した霊性の探求が始まりました。これが、私がスピリチュアルは科学だとするゆえんです。

科学がそうであるように、スピリチュアルの世界でも、さまざまな仮説が立てられては否定されていきました。

たとえば、エクトプラズムというものがありました。これは、霊の姿が物質化、視覚化されたものだとして、上のような写真が紹介されたことがありました(ヘレン・ダンカンのエクトプラズム)。しかし、現在ではその信憑性には疑問がもたれています。

それでも、写真で霊の存在を説明しようという考え方は、まさに科学的思考によるものです。

舩井幸雄さんとは生前いろいろな話をしたのですが、彼は「私は実務家ですから、科学的事実に基づいて考えています」とよくおっしゃっていました。

舩井さんは「びっくり現象(常識では説明できない現象)」に非常に興味をもたれていましたが、科学的に証明できることと、その先の証明できない部分は、はっきり分けてお考えになっていました。科学的に説明できないブラックボックスの部分をしっかり認識することが必要だというのです。

これは、科学的な考え方です。

たとえば、現在私たちが科学で解明している宇宙の質量は、私たちが物質という言葉でイメージする原子でをもとに構成されているものが4.9%、まだ誰もどういうものかまったく説明できないダークマター(暗黒物質)26.8%、ダークマター以上にさっぱり見当のつかないダークエネルギーが68.3%を占めているとされています。

ダークマターもダークエネルギーも、私たちはその存在を見ることができません。私たちが見ているもの、触れられるものは、宇宙全体の4.9%に過ぎないのです。

スピリチュアルな世界についても、私たちが現象としてとらえられること、そうでないことをしっかり分けて考えていかなければなりません。すなわち、科学的なアプローチをしていかなければならないということなのです。

この続きは、また次回書くことにします。

 

 

一般に信じられている神様の存在形態には、大きく分けて2つあります。仏様でもヤハウェでも神聖なる存在でも、いろいろな呼び方の神様をすべて含めてのことです。

これら2つのうち1つは人はまったく人間とは別の存在としての神様で、もう1つは私たちが魂を通してつながっている神様です。

人間とはまったく別の存在としての神様は、主に一神教などの絶対的な存在の神様です。これに対して、魂を通してつながっている神様は、多神教の一部や主にスピリチュアルな世界の神様です。

そして、この2種類の神様は、一方の存在を感じると、もう一方の存在は感じなくなります。

絶対的な存在としての神様は、しっかりした宗教となっています。さまざまな戒律があって、それに反する行為をしたり、戒律に反する思いを抱くだけで罰せられたりします。この戒律は、日常生活の隅々まで細かく定められていることもあれば、漠然と示されているだけのこともあります。

実際に罰が下らなかったとしても、戒律に反する行為や生き方している人は、罪悪感をもって生きることになります。

これに対して、魂を通してつながっている神様は、人間の心や精神とさらにそれらを包む総体としての魂の延長線上にあります。こちらは、宗教としてのかたちがしっかりしていることもあれば、そうでないこともあります。戒律もあまり厳しくないことが多くて、絶対的存在の神様の宗教より自由といえるかもしれません。

しかし、人によっては、神様の存在を認識しにくいこと、さらに周囲からの強制も弱いので、この神様の存在を感じることができない人たちもいます。自分で求めて探さなければならないのです。

さて、あなたに必要な神様は、どちらでしょうか。どちらも必要ないというのであれば、それはそれでいっこうに構いません。

 

アセンションへの道は、あなたが選択してもいいし、選択しなくても構いません。また、いつまでにアセンションしなければならないということもありません。

8月8日に獅子座のエネルギーが最大になり、月を通してそのエネルギーが地球に届きます。ライオンズゲートが開くのです。この時期のアセンションを目指してさまざまなセミナーやセッションが開催されたりしていますが、それらには何の意味もありません。この時期を狙ってスピリチュアルを騙ってお金儲けをしようとしているだけのことです。

また、「アセンションは人類の意識変化で時間がかかる」と私が言うと、スピリチュアルを騙る人にだまされている人たちは「そんなことはない。いま地球は変化しているから、すぐにアセンションできるはず」と言いますが、そんなこともありません。急ぐ必要はないし、誰かが乗り遅れるということもないのです。

アセンションへ向かう道は多段階のエスカレーターのようなもので、すべての人がそれに乗っています。しかし、次のエスカレーターに乗り換えるときに、そこで立ち止まって後ろを振り返ってみたり、周りの景色を眺めてみたいと思う人がいます。それは、それで構わないのです。

先に進む人が偉いとか、魂レベルが高いとか、そんなことはまったくありません。遅れたからといってアセンションできなくなるということもありません。

ただ必要なのは、自分で自分を振り返ってみること、それだけです。瞑想がすすめられるのも、そのためです。自分を見つめて、自分がなんらかの“怖れ”に支配されて行動していることに気づいたら、それがあなたの意識進化なのです。

スピリチュアルを騙る人にだまされて高額のセミナー料やセッション料を支払うのも、自分はアセンションできないかもしれないという“怖れ”をかき立てられるからです。

みんなが山に登るときに、景色のいい稜線のコースをゆったり歩いて登る人もいれば、沢のコースを選んで泥だらけになりながら登る人もいるかもしれません。稜線のコースにも、沢のコースにも、それぞれの楽しさがあり、それぞれの危険があります。

どちらにしても、それはその人の選択なのです。

いまの時期は、新型コロナウイルスの影響もあってさまざまなエネルギーが交錯しています。こういうときこそ、誰かの力に依存するのではなく、自分自身を見つめ直すべき時なのです。

そして、自分の前に選択肢が現れたときには、迷わずに変化を選択すべきなのです。