スピリチュアルは科学です① | 言霊で思いを実現して生きる

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こんなことを書くと、意外だと思う人もいるかもしれませんが、スピリチュアルと宗教がどこが違うかといえば、その前提に科学的なアプローチがあるかないかの違いだと、私は思っています。

すなわち、スピリチュアルというのは科学なのです。

スピリチュアルという言葉は、もともとはキリスト教で霊的であること、霊性を示す言葉として使われていました。しかしその後、ヘレナ・ブラバツキーなどによる神智学などからニューエイジの考え方が勃興することになります。

いま私たちが「スピリチュアル」と呼んでいるものは、ニューエイジ以降の霊性とのつながりを探求する生き方なのです。

これによって、宗教と切り離した霊性の探求が始まりました。これが、私がスピリチュアルは科学だとするゆえんです。

科学がそうであるように、スピリチュアルの世界でも、さまざまな仮説が立てられては否定されていきました。

たとえば、エクトプラズムというものがありました。これは、霊の姿が物質化、視覚化されたものだとして、上のような写真が紹介されたことがありました(ヘレン・ダンカンのエクトプラズム)。しかし、現在ではその信憑性には疑問がもたれています。

それでも、写真で霊の存在を説明しようという考え方は、まさに科学的思考によるものです。

舩井幸雄さんとは生前いろいろな話をしたのですが、彼は「私は実務家ですから、科学的事実に基づいて考えています」とよくおっしゃっていました。

舩井さんは「びっくり現象(常識では説明できない現象)」に非常に興味をもたれていましたが、科学的に証明できることと、その先の証明できない部分は、はっきり分けてお考えになっていました。科学的に説明できないブラックボックスの部分をしっかり認識することが必要だというのです。

これは、科学的な考え方です。

たとえば、現在私たちが科学で解明している宇宙の質量は、私たちが物質という言葉でイメージする原子でをもとに構成されているものが4.9%、まだ誰もどういうものかまったく説明できないダークマター(暗黒物質)26.8%、ダークマター以上にさっぱり見当のつかないダークエネルギーが68.3%を占めているとされています。

ダークマターもダークエネルギーも、私たちはその存在を見ることができません。私たちが見ているもの、触れられるものは、宇宙全体の4.9%に過ぎないのです。

スピリチュアルな世界についても、私たちが現象としてとらえられること、そうでないことをしっかり分けて考えていかなければなりません。すなわち、科学的なアプローチをしていかなければならないということなのです。

この続きは、また次回書くことにします。