一般に信じられている神様の存在形態には、大きく分けて2つあります。仏様でもヤハウェでも神聖なる存在でも、いろいろな呼び方の神様をすべて含めてのことです。
これら2つのうち1つは人はまったく人間とは別の存在としての神様で、もう1つは私たちが魂を通してつながっている神様です。
人間とはまったく別の存在としての神様は、主に一神教などの絶対的な存在の神様です。これに対して、魂を通してつながっている神様は、多神教の一部や主にスピリチュアルな世界の神様です。
そして、この2種類の神様は、一方の存在を感じると、もう一方の存在は感じなくなります。
絶対的な存在としての神様は、しっかりした宗教となっています。さまざまな戒律があって、それに反する行為をしたり、戒律に反する思いを抱くだけで罰せられたりします。この戒律は、日常生活の隅々まで細かく定められていることもあれば、漠然と示されているだけのこともあります。
実際に罰が下らなかったとしても、戒律に反する行為や生き方している人は、罪悪感をもって生きることになります。
これに対して、魂を通してつながっている神様は、人間の心や精神とさらにそれらを包む総体としての魂の延長線上にあります。こちらは、宗教としてのかたちがしっかりしていることもあれば、そうでないこともあります。戒律もあまり厳しくないことが多くて、絶対的存在の神様の宗教より自由といえるかもしれません。
しかし、人によっては、神様の存在を認識しにくいこと、さらに周囲からの強制も弱いので、この神様の存在を感じることができない人たちもいます。自分で求めて探さなければならないのです。
さて、あなたに必要な神様は、どちらでしょうか。どちらも必要ないというのであれば、それはそれでいっこうに構いません。