ごきげんよう(^^♪

 

この時代というもの、日々の暮らしでも

悩みや苦しみを抱えている人は少なくありません。

年始にあった震災、それ以前の災害や事故、病など

辛い思いをされている方は多くいらっしゃいます。

また、こころの辛さから命を断とうとする人も

増えています。

自分はそうでもないと思う方でも

周りにはいらっしゃるかも知れません。

人間にのみある精神の次元、ロゴセラピーは

そこにアプローチすることで生きる意味を

見出すことが出来ると説いています。

 

たとえどんな状況にあろうとも

人生には意味があると唱えたのは

世界中に知れ渡る『夜と霧』の著者 

ヴィクトール・E・フランクル。

ユダヤ人強制収容所に捕らえられ、

その苛酷な体験を記録した本で

1956年に邦訳(霜山徳爾訳)されてから

今もなお、書店では心理学のコーナーに

何冊もおいてあるベストセラーです。

ただ、この本は告発本ではなく、

ロゴセラピーを用いて淡々と

その場を乗り越えていく

その描写に何か残虐なことよりも

希望の何かを見出せるような気がして

わたしは本を読み進めることができました。

(池田香代子新訳を読みました)

 

強制収容所でフランクルは、苦悩で命を断とうとする人の

こころの支えとなるロゴセラピーを実践しました。

戦争が終わり、解放されたときには自分自身に

ロゴセラピーを採用し、意味を見出し世にそれを

広めるべく世界中を講演して回りました。

 

実はロゴセラピー(意味を軸にした癒し)はフランクルが

強制収容所に入る前から提唱していた心理療法なのです。

苛酷な状況というのも人それぞれに感じることで、

どんなに恵まれた環境であっても、

こころに空虚感、無意味感を持つ人もいます。

現代の苦悩というものはこのように

誰にでもあるだろうと書かれています。

 

この番組はシリーズで月一回9月まで続きます。

第一回の放送はいよいよ来週

4月21日(日)朝5時~6時

再放送は27日(土)午後1時~2時です。

第一回タイトルの日曜生まれの子というのは

「ヨーロッパでは明るく朗らかな性格で生きているうちに

たくさんの恩恵を授かるという言い伝えがある」のだそうです。

(NHK出版番組テキストより)

フランクルは実際日曜生まれで、ユーモアがあり、

よく冗談を言う人だったそうです。

ユーモアがあることも苦悩の体験を乗り越える

手助けになったのかもしれません。

 

番組制作にあたっては、参加しているゼミにも

取材がありました。

ちらりと映っているかもしれないし、

端っこにいたので見切れてるかもしれません。

 

お読みくださる皆さんの生きることに何か

ヒントになることがあるかもしれません。

ぜひご覧になってみてください。

 

ヴィクトール・フランクル それでも人生には意味がある (1)

「日曜生まれの子」その光と影 - こころの時代〜宗教・人生〜 - NHK

 

テキストです

👇

 

 
 
 

 

 

 

日本にロゴセラピーを伝えにドイツから年3回ほど

来られている勝田茅生先生。

フランクルのロゴセラピーを正しく伝えることに

使命を感じて指導されています。

この本はいろいろな物語を通しロゴセラピーを

わかりやすく説明しています。

 

 

 

 

夜と霧を読まれた方は

その足跡や背景を書かれたこの本もどうぞ。

フランクルのことを知るたびに

作者の河原理子さんは

はまっていったそうです。

 

感想を話し合うZoom会もゼミ生が予定しています。

どなたでも参加できますのでまたご案内します。

 

お読みいただきありがとうございました。