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スポーツ障害 運動療法専門施設 麻生スポーツ理学センター

ランニングで痛くて走れなくとも諦めさせないと誓ったブログ

患者専用トレーニング施設完備で腰痛、膝・足関節痛等の疼痛治療はもちろん、再発防止からパフォーマンス向上まで一貫サポート!

ってお決まり説明ですが、日々蛇足を書き綴るブログです。w


そもそも、趣味なんて遊びでいい。不毛でいい。
仕事じゃないんだから。

……とは言え、やはり「悪いフォームはカッコ悪い」。
それは紛れもない現実だ。

オジサンになった時点で、もう十分カッコ悪い。
だからこそ、その事実を甘んじて受け入れながら、走ったり、投げたり、打ったりしている人の方が、もはや達人なのかもしれない。笑



よくある話だ。

「足腰が痛いのはフォームが悪いからだ」
「フォームを直せば良くなる」

一見ロジカルに聞こえるが、実はこれがいちばんロジカルではない。

常識的な体育学を学んでいれば、そもそも最初からそんな発想にはならない。
なぜなら、障害(ケガ)の大原則として「トレーニングエラー」という概念が存在するからだ。

これは何十年も前から、世界中の体育学で教えられている基本中の基本。
もしそれを教わっていない、習っていないのだとしたら……残念ながら、教師や学校の質が低かったのだろう。



ハードラーの**為末大**氏も、以前SNSでこんな趣旨のことを語っていた。

「自分ですら、若い頃と同じフォームでは走れていない。
それは年齢も筋力も変わった“今の自分の身体”にとって、
自然と身についた、いちばん無理のないフォームだからだ」

この言葉は、とても本質を突いている。



選手のようなフォームで動きたいのなら、
そのフォームを受け止められる身体になるためのトレーニングを、先にやらなければならない。

それを飛ばして、いきなりフォームだけを直す。
すると、必ずいつかどこかを痛める。

SNSを見ていると、
「指導している本人が、つい先日までケガしていました」
なんて話がよく出てくるが、まさにその典型例だ。



先日、「ジョグ6分ペース」の話も書いたが、改めて言いたい。

世のオジサン諸君、
変なフォームで、ゆっくり走ったってイイじゃないか!

むしろ、
ゆっくり、変なフォームで走ってやろうではないか!!

そして、
目を釣り上げて猛スピードで横を抜いていく
「どハマりがちオジサン」の背中を見ながら、
心の中で、ほくそ笑んでやろうではないか!!!

……まぁ、
バチが当たらない程度に。w


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昨今、さまざまな再生医療や最新医療が、ずいぶん身近なものになってきた。
こんな場末の当院にですら、PRPやプロロセラピー、さらにはプロ選手が受けるような某靱帯手術後の患者さんが、年に何人も来院される。

小生が若い頃であれば、「とりあえず何もしないでジッとしていろ」と言われ、半ば放置されていたような症状でも、今は前向きに治療してもらえる。
そういう意味では、良い世の中になったと思う。

小生自身、最新の治療や手術に対しては基本的に歓迎派である。
だが問題は、「その症状にどう向き合うか」「どう取り組むか」という点だ。

海外、特にアメリカでは、有名選手が皆やっているからという理由だけで、安易に手術を希望する若い選手が増えていることを問題視したレポートを読んだことがある。
もちろん、医療を提供する側が安易であるのは論外だ。

一方で、執刀したドクター自ら医療情報提供書を丁寧にやり取りしてくださる、熱心な先生方も確かに存在する。
当院でできることは特殊かつ限定的ではあるが、そうした連携があることで、治療の精度は数段上がる。
結果として、小生の予想を遥かに超える回復を見せる患者さんも少なくない。

それらはすべて、患者さんご本人と執刀された先生方の、真摯な取り組みの賜物である。
微力ながらその一端を担い、経験を積ませていただけることには、ただただ感謝しかない。

しかし、当然ながら悪いパターンもある。
正直なところ、最初からあまり良い予想が立たないケースは受け入れないことも多いが、仮に関わったとしても、結果はやはり予想通りになることが多い。

取り組み方は本人の強い希望によるものなので、そう簡単に変わることはない。

当院の患者ではないが、あるスポーツ選手が足底筋膜炎に悩み、プロロセラピーを受けたものの、本人が期待したほどの改善は得られなかったという話を聞いた。
その後、「治療とは言えない取り組み」を、治療をする立場ではない人間の意見をもとに続け、「良くなった」と語っていた。

だがそれは、「治った」ではなく、「楽になった」に過ぎない。
そして、数年足らずで必ず再発する。
過去にも同様のケースを何人も見てきたが、本人の取り組み方は変わらず、結果として病院を渡り歩くことになる。

「病は気から」と言う。
だが小生は、「病は人から、人間性から」だと思っている。

どうか、良い出会いを。


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先述した女子元オリンピアンに、昔よく怒られていた。
「速く走りすぎだ」と。

若かった当時は、とにかく速く走ればいいと思っていた。
速く走らなければ気が済まない。
今思えば、未熟ゆえの思考と欲だった。

だが、もっと厄介なのは今かもしれない。
歳をとったオジサン、いやジイサンになった今の方が、実はずっと馬鹿だ。

日々、自分を顧みないペースで走り、
「今日も走った」と満足する。
そして悪化と軽快を繰り返す。
それでも「頑張っている自分」に酔い、
気づけば家族から冷たい視線を向けられる。

20代の頃は、キロ4分でどこまでも走れた。
だが振り返れば、良いレースと悪いレースの繰り返し。
不思議なことに、良いレースに限って
「力を抜いて、とりあえず参加」くらいの気持ちだった。

……あれ?
最近も同じじゃないか。

先日、フルマラソンを2時間半ほどで“軽く”走る女子選手の話が面白かった。
彼女の練習のほとんどはジョグ。
ペースはキロ6分。

「あ、先輩が言ってたのと同じだわ」

どれだけ科学が進んでも、
それを実行するのは昔も今も「人間」だ。

シューズは目覚ましく進化した。
だが、アベベが裸足で走ったローマ五輪マラソンは2時間15分。
半世紀以上前の話である。

世のオジサンランナー諸君。
心と身体に、もう少し余裕を持とうではないか。
まぁ所詮趣味で遊びだから、聞く耳持たずだろうが。

若者たちに、
笑われぬように。
(笑)

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