佐渡裕さんが出てきて、びっくりしたなあ、もう! | タクトTVのブログ

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毎年、東京の有楽町国際フォーラムで催される、ゴールデンウィークの風物詩となったラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」は、ぼくにとっても皆さまの前でパフォーマンスができるので、とっても楽しみな音楽祭。
今年も3日から皆さまの前で、めいいっぱい芸ができてすごく幸せ。
そしてきょうは最終日。
最終日は特別コラボで、早川きょーじゅといっしょに芸をするからね。

この音楽祭での楽しみの一つに食事がある。
出演者はランチとディナーが提供される。
入っているのはなんと帝国ホテル!(前は東天紅も併用されていた)。
そら喰うよ。
日頃、西友の298円でか盛り弁当を半額になったときしか買わないぼくにとって、勝負の3日間。
ふつうにまわっても、じゅうぶんコース料理になっているのだが、ぼくは「ウッデュー、わんもあ?」とか、
「アイドライクツー、ワンピース」とかいって、東洋人演奏家のふりをして、しっかり食べたいもの、ビーフストロガノフとかトロのおすしとかいっぱいもらうのだ。
テーブルはいっぱいあるのだが、演奏家でけっこうごった返している。
でも奥に行くと窓際に空いているのがある。
そこはよくルネ・マルタン(主催者)とか、梶本音楽事務所の社長さんとか、仲道郁代 (ピアノ)さんとかが隣のテーブルで座って食事をしているのだが、ぼくはおかまいなし。
だって景色がいいんだもの。
厳選されたワインも飲み放題。
初日の昼に赤を飲んだあとに、白も飲んだら、むちゃうまい!
白のワインを昼に一本、夜にも一本、一本を食事ごとに一人で空けている。
アルコール度数13%以上なので、酔わないぼくでもさすがにほろ酔いかげん。
帰りは遅くまで開いている「寿湯」の風呂屋に寄る。
だって、フィットネスクラブはもう空いてないし、でも風呂は毎日入りたいし。都内最大級の露天風呂に入って、明日への活力。

詳細は後日になるけど、今年もやるからね、タクトのラ・フォル・ジュルネコンサートレポート。
待っててね。

3日はニッポン放送の出演があったので、見れたコンサートは5本。
きのうは7本。
物理的にこれ以上の鑑賞は無理。
その6本目のコンサート、公演番号215 19:00~19:45会場ホールAでの「ラヴェルシリーズ」
曲目が、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ラヴェル:ラ・ヴァルス
指揮者はフェイサル・カルイで誠実なアプローチ。
好対照に小山実稚恵さんのピアノ演奏は情熱的で、貫録もあり圧倒された。
今回初の来日となったラムルー管弦楽団にも、思わず「うまいやん!」と酔いしれた。
熱演で予定終了時間が10分ほど押し気味。
お客様の中には次があるのか、急ぎ気味に席をたつ人もいた。
でも舞台の様子がおかしい。
まだ演奏者が出てくるので、
「あれ、まだ何かやるな…」
とぼくが独り言を言ったら、周りの人が「えっ?」という顔でこちらを見る。
ルネ・マルタンが舞台に出てきて、
「かつてこの楽団には偉大な日本人指揮者が、17年間いました。そう、さど・ゆたかさんです」
そう言うと、佐渡裕さんが出てきて、ボレロを佐渡さん得意のパッション満開でやったよ!
こういうサプライズが、この音楽祭にはけっこうあるんだなあ。

ぼく、朝の指揮芸で、「ラジオ指揮者体操」(きょうは早川さんのコラボだからやらないけど)をやっているんだけど、その中に
「両足跳んで佐渡裕~。佐渡裕さんの物まねを、題名のない音楽会でやったらカットされました~」で笑いをとっているんだけど、まさか見てないよね、本人。
「おれ、そんなんか~?」
とその時も言われたし。金さんや沼尻さんは「そんなんや」と言って笑ってたけど…。
きょうも朝からやるよ。
そして昼には国立演芸場に移動。
また有楽町にとんぼ返りして、できるだけコンサートを聞くとともに、しっかり白ワインも飲む。
ではきょうも、有楽町で逢いましょう。