タクトTVのブログ

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日本には世界に誇る素晴らしい作曲家が数多くいらっしゃいます。
今、朝ドラ「エール」のモデルになっている古関裕而さん、
「ゴジラ」の伊福部昭さん、吉松隆さん、武満徹さん、林光さん、久石譲さん、木下忠治さん、冨田勲さん、芥川也寸志さん・・・。
その中でも山本直純さんの残されたものは、音楽も行動もすべてが財産だと思います。
直純さんいわく、「哀しい節を書いて泣かせるのは邪道だ。明るい節、メイジャーの節でホロリと泣かせるのが本当だ」
寅さんの音楽なんて、まさにそうだもんね。
ちなみにぼくは出囃子の「野崎」を聴くときも、ホロリとしてしまいます。
番組の中では先日亡くなられた、「オーケストラがやってきた」のプロデューサーの大原れいこさんの姿も見られます。

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明日の東洋館のスペシャル寄席は中止になった。
残念だけど、こういう緊急事態だからしょうがない。
今日の広小路亭「しのばず寄席」は開催された。
お客様は8名。
そのうちのお一人から、前日に「明日の寄席、こんな毎日だから、ラジオ体操とかちまちまと盛りだくさんではなく、胸が空くような大曲の指揮者をお願いします」とリクエストをいただいていた。
なので、指揮者4人を一人ずつしっかりやった。
御礼にお花をいただいた。

今日、家を出る前に志村けんさんの訃報を知った。
なんか、寄席にいるときも行きかえりも今も力が抜けてしまっている。
ぼくは、志村さんが1974年4月にドリフターズに加わって以来、すっと見続けている世代。
学生時代、土曜日の午後8時といえば、大好きな全日本プロレスが読売テレビでやっている裏で、ドリフの「8時だョ!全員集合」がお笑い番組の王道としてその時間帯を占拠していた。
なんで、馬場にぶつけるんや! 
でもじつはぼくも、「全員集合」はよく見ていた。
コント55号より、ひょうきん族より、しっかり作りこんだドリフの生中継舞台。
いかりや長介さんはアドリブを許さない。回り舞台もエロエロも間も計算され尽くし、リハを繰り返し練り上げたドリフのコント。

志村けんさんとドリフには、音楽の匂いがする。
お笑いを見ているのに、なぜか心地よい音楽に満たされている不思議な感覚。
志村さんの音楽センスが如実に見えるCMがある。
キリンビール「氷結」のCMで華麗な津軽三味線を披露している。

毎年春になると上野を中心に「東京のオペラの森」という音楽祭が、小澤征爾さんが音楽監督で一か月開催される。
ここでは年ごとにテーマの作曲家が変わるのだか、ぼくはその作曲家に扮して音楽祭を盛り上げる仕事をしばらくいただいていた。
東京文化会館で「子供のためのオペラ鑑賞会」では、2500人の招待された子供中心のお客さん相手におもしろ解説をした。
どんな解説をやったか。必ず入れるネタに、
「指揮者の小澤征爾さんは、ウィーンというところで活躍しているのじゃ。いいか、ウィーンだぞ。アィーンとなったら志村けんになっちまうからな」
解説を終えて舞台裏に戻ったら、演出家や外国人の歌手の方々にもすごく受けていたようで、それからはぼくを見るなり、アィーンとやってくる。
ぼくのお笑いの太陽が、コロナに包まれ沈んでしまった。 

 

さらば、愛しき我がお鬚。

昨日まで伸ばしていた髭、今日の寄席のために剃ったよ。

「おしん」がおしんまい。

21日の土曜日でNHK朝ドラの一年間続いた「おしん」の再放送が終わった。
6時に起きて文太の散歩をしてから、7時15分「おしん」→今の朝ドラは「スカーレット」→15分のミニ番組、今は「グレートトラバース3」、日本三百名山全山をアドベンチャーレーサー田中陽希さんが人力だけで踏破するとてつもない番組を見る。
犬の散歩のあとに、その3つの15分番組を続けて見て、野菜スムージーを飲むというのがぼくの日々(ひび)の朝ルーティン。
ああ、「おしん」が終わってしまった。
寂しい。
よく出来たドラマだった。
元気ももらった。
世界68か国で放送され、「オシンドローム」という言葉を生み出し、「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」とされただけのことはある。
特にぼくは、田中裕子さんの青春・成年期おしんが大好きで、全体が297話あるなかの第37回から第225回までおしんで出演しているから、ほぼ3分の2をやっている。
そして「スカーレット」も今週で終わり。
「スカーレット」は、信楽焼の女性陶芸家の草分けで実在の神山清子の半生を参考にして制作されている。
その神山清子の半生を映画にしたのが2005年1月22日公開の「火火」(ひび)。
清子を演じているのが田中裕子さん。
だから、なおさらおもしろく見させていただいている。

おしんまいと言えば、大阪のトリイホールが閉めるとのこと。
ぼく、2011年2月4日に艶芸サロンさん主催で牧伸二さんと一緒にトリイホールの舞台にたった。
亡き母も見に来てくれてた。
しょうがないけど、やっぱり寂しい。
昨年12月に母の一周忌で関西に帰ったときに、トリイホールに寄ってお別れしてきた。

「テセウスの船」も昨日で終わり。
ラストは原作を変えていた。
原作を変えたと言えば、映画の「蜜蜂と遠雷」でピアノコンクールの本選でアヤが弾いたのがプロコフィエフピアノ協奏曲第3番。原作では2番がアヤで、マサルが3番を弾いている。
そのプロコの3番を先日の「らららクラシック」で取り上げていた。
やるなあ、NHK。
 

【追伸】

21日は渡辺正行さんことリーダーに誘われて、浅草で楽しいひとときを過ごしました。
なんせぼくは、上京した時はリーダーの事務所なべやに所属してましたからね。
どこへ行っても顔をさすリーダーは、写真や握手攻めを快く受けておられました。
タブレットで桜とスカイツリーを撮ってるのもリーダーです。
やっぱりいつまでも、みんなのリーダーでした。