すごいなどころではないな | 浅倉卓弥オフィシャルブログ「それさえもおそらくは平穏な日々」Powered by Ameba

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また速報でございます。

グレン・クローズ様、
先週のアカデミー賞ノミネートに引続き、

さきほど発表のSAG賞こと
全米映画俳優組合賞でも
主演女優賞を獲得されました。


繰り返しになりますが本作、
全米でのロードショー公開規模が、

当初はたった四館だったものが、
じわじわと五〇〇館クラスまで拡大し、

のみならず一旦終映後、
昨年暮れのグレン・クローズの
ゴールデン・グローブ賞への
ノミネートを受けて、

再度四百館規模で
再上映されたという

これだけでもうなんか
伝説みたいなエピソードを
引っ提げている作品です。

しかも今回の
アカデミーへのノミネートは
グレン・クローズにとっては
実になんと七回目。

もちろんそんな現役女優は
ほかにはいません。

なのに今まで一度も
オスカーを手にしてはいないという

だから今年受賞すれば
七度目の正直とも
いうべき快挙になります。

でも、どうなんだろう。

ゴールデングローブ賞
放送映画批評家協会賞、
全米映画俳優組合賞と、
全部取りこぼさずに受賞して、

オスカーを逃した例なんてものが
これまでいったいあるのかどうか、

それ以前に上記三つ
全部クリアした、
映画なり役者さんなりが、

かつていったい
どれほどあったものなのか

まだリサーチはしていませんが、
ついついそんな興味も
自ずと湧いてきてしまいます。


いや本当、九月にはこんなこと
予期してもいなかったもので、

僕が訳して世に出ていることが
なんだかむしろ信じられません。


映画に関しては
最新のanan誌上で
あの稲垣吾郎さんが、

台詞の応酬が見事で
自分で舞台をやってみたいと
思わせるような作品とまで
評価して下さっているそうです。


やはり僕としては
映画を観た後で
原作を読んでもらいたいなと思います。

文章では二人があの選択を為すに至る
共に若かった頃の時代背景や
周囲の人たちとの関係といったものが
詳細に綴られているのですけれど、

グレン・クローズがいかに
その複雑な諸々を
表情だけで表現していたかを、

むしろ確かめてもらう形になった方が
より一層面白いのではないかと思うので。


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