『天才作家の妻』本日発売&明日公開です | 浅倉卓弥オフィシャルブログ「それさえもおそらくは平穏な日々」Powered by Ameba

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『天才作家の妻~40年目の真実』

いよいよ本日文庫本発売、
明日は映画の公開でございます。


この書影ではわかりませんが、
実は帯が金色です。

下世話な話で恐縮ですが、
金のインクを使うと
印刷代があがります。


ですから僕もこんな帯は
さすがにここまで初めてなので、

縒れないようにちゃんと
取って置かないとと
思ったりもしています。


作中、ジョーンとジョーが
自分のことを形容する
ほとんど同じ台詞を

時代も場所もまったく違う場面で
それぞれ違う相手に向けて
口にするという仕掛けがあるのですが、

僕はこのギミックが
かなり気に入っています。

映画では残念ながら
取り上げられていないのですが、

ああ、この二人、
やっぱり夫婦なんだよなと
そんなふうに思いました。

ページも大分離れていますので、
そんなところも探しながら
読んでみていただければと思います。


まあでも、僕としては
観てから読んで戴いた方が
いい作品かなとも思っています。


そうそう、小ネタを一つ。

作中でグレン・クローズの役柄、
つまりジョーンの若い頃を演じているのが、
アニー・スタークという方なのですが、

この方、実は
グレン・クローズの
実の娘さんだったりします。

そりゃあ二人一役でも
全然違和感ないよなあ。

こういうある種の配慮というか、
演出といっていいものか、

とにかくそういった小技が、
物語への没入を
強固にしてくれる、
そういう一例なのだと思います。


ひょっとしてあれですね、
スタークが二十代を
演じられるようになるのを
待っていたのかも知れないですね。


まあとにもかくにも皆様是非
週末は劇場へお運び下さい。

そしてお帰りに書店さんも
覗いていただければ幸甚です。