年頭挨拶 '16 | 浅倉卓弥オフィシャルブログ「それさえもおそらくは平穏な日々」Powered by Ameba

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新年明けましておめでとう御座います。

ここに御来訪いただいている皆様には、
旧年中は大変お世話になりました。



雑誌に書いた記事を
発売すぐに目を通してくれた上、
感想まで寄せて下さった方。


ほとんど毎日必ず
ペタを置いていって下さる方。

もちろん気づいてます。
あまりリアクションしなくてすみません。


それからわざわざ誕生日当日に、
お祝いのコメントを下さった方。


本当にどうもありがとうございます。


いやしかし、
ブログも長くやっていくと、


徐々にちょっと、素が出過ぎに
なってきたかなあと
近頃は富に思わないでもありません。


こないだはついつい、
アルテイシアとか書いちゃったし。


もう本当、去年の今日の記事とか
改めて目を通すと、


なんともお恥ずかしいというか、
気まずい限りでして。


――うーん、一つも実現しなかったなあ。


いやでも、去年は四月に、
当初はまったく
想定していなかった案件が
ひょんなことから成立してしまったり、


それが11月に出るどころか、
改稿だけでその11月まで
結局かかってしまったり、


しかもやりたいといってくれた
担当さんが、夏に出し抜けに
週刊誌に異動になっちゃったり。


でなければあるいは
前の年の八月からやってたことが、
八ヶ月かかってとうとう壊れたりとか、


まあとにかく、
いい訳ならすぐに出てきます。


でも皆さん、そういうのを読むのを
楽しみにここに来てる訳では、
たぶんないはずだと思うから。

――やっぱり自粛します。

いや、もし言い訳文学というものに、
需要があるならやるけれど。


すでに清水義範さんが
やってらっしゃるジャンルだし。


だから、こういうところが、
素が出過ぎてるなあ、とも
思ったりもする訳ですよ。



どんな業界も、
自分で中に入ってみなければ、


本当にはわからないことが
多々あるものだと思います。

この2年はまあ
そういう勉強だったのかなあ、と
考えることにしております。



それに、音楽と同じくらい、
小説書くことも大好きですし。


なんとか朗報をね、
一日も早くここに書きたいのは
本当に本当なんですよ。


あ、もし知らなかった方には念のため。

ここは一応アメーバさんの
オフィシャルの認定を受けた
作家ブログの一つだったりします。


決して音楽だけの
ブログという訳では
たぶんないはずなのですが、

僕自身も最近はついうっかり
そんなことも
すっかり忘れてしまいそうになります。



だけどねえ、もういっちゃうけど、
たぶんすごいの書きました。


一昨年の六月(→こちら)に、
やっと終わったと
叫んでいたやつですね。

自信もある。

ようやく『君の名残を』に比肩し得る、
自分の新しい代表作が
できたくらいに思ってる。


何より僕自身が、
読みなおすのが楽しいし。


もっとも、今までの僕が
やってきたことのどれとも、


まただいぶベクトルが
違ってはいるのは
確かなのですけれど。


そのせいで、要らぬ苦労を
ずいぶんとしてしまいもしたけれど。


それでも、手を挙げてくれそうな方も
どうやら見つかったみたいだし、


タイトルをここに出せる日も、
たぶんそう


遠くはないのではないかと
感じております。

もちろん希望的観測は
やっぱり入ってしまっているけどね。


そういう訳で
それまでもう少しだけ
見守っていただければと存知ます。



では皆様の2016年が、
さらによい年となりますように。


――2016年元旦 浅倉卓弥拝