ブログを始めたかと思ったら、よしんば映画の話題にしても
結局お前、ほぼ音楽のことしか書いてないじゃないか、
などといったような叱責を各方面から頂戴しております。
中には僕が本当に、いわゆる作家というものなのかどうか、
半信半疑に思いながら読んで下さっている向きも
どうやらいらっしゃるような気配さえ
そこはかとなくありそうである。
正直何より僕自身がちょっと最近自信がなくなってきている。
確かにずいぶん新刊出してないし。
いや、実は電子では結構頑張ってやってはいるのですよ。
正直いろいろ試行錯誤中。時代も変わりつつあるからね。
今一件、別の話が相手先ときちんとまとまったら
いずれここでも報告しようというつもりではいるのだけれど。
でもやっぱりそれも、ひょっとするとその実体は
結局は音楽の話なのかもしれないという気もしないでもない。
でもまあ、率直にいって僕の唯一無二の座右の銘は、
タワーレコードさんのとまるっきり同じだし。
――No Music, No Life。
これ以上の言葉はこの先もきっと見つからないね、たぶん。
という訳で今回は、何がという訳なのかはさておき、
ちゃんと原稿のお仕事もしてるんですよ、というご報告です。
もう校了になったのでここで書いても大丈夫。たぶん載る。
別冊カドカワ 総力特集 flumpool (ムック)/KADOKAWA/角川マガジンズ
¥1,300
Amazon.co.jp
今週の金曜日5/23に発売になる、この別冊カドカワさんの
flumpool(フランプール)特集号に、僭越ながら浅倉、
十枚余りの評論めいたものを書かせていただいております。
内容は、ベスト盤の発売を機にある意味再始動ともいうべき
新たな一歩を踏み出した彼らへの遠回しなエール。
ひょっとしてやや辛口になっちゃったかもしれないけれど、
でも最近のアルバムの『覚醒アイデンティティー』と
それから新曲の『明日への賛歌』とは本当にとても好きです。
まあ詳しい内容は是非同誌で確かめていただければ、
と、そのように思っております。
もし多少なりともご興味を持っていただけたとしたら、
まずはお近くの書店さんに足を運んでもらえれば
とても嬉しく思います。
さて、この別冊カドカワさんとのお付き合いの始まりは、
もう四年半前になるスキマスイッチさんの特集号へと遡ります。
でもその話はまた今度、改めてきちんと順を追って。
ほうら、やっぱり僕は作家じゃなくて
駆け出しの音楽ライターじゃないか。
――あれ、なんか最初の主旨と違うな。まあいいか。
では、続きは次回の講釈で。
だけどまあ、こんな言い回しも、もうすぐには
ほとんど誰にもわかってもらえないんだろうなあ。
昔『八犬伝』という番組がありましてですね、
その最後に必ずあの坂本九さんが仰っていたセリフが、
この結びのフレーズのモトネタなのであります。はい。