【台南・高雄の旅】海外の旅に思うこと | Better Days・。☆・゚映画と子連れ旅のブログ 

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 子どもがいても、たまには異国を旅したい。を目標に、ふだんは映画鑑賞記録、ときどき旅日記を書いています。

2023年もあとわずか。

8月中旬、11歳と7歳を連れて6泊7日で行った台南・高雄の旅日記も今回が最終回です。

今回はまとめ。



①円安日本の悲しい現実



四年前にタイ旅行をした時、物価の意外な高さに驚いたものだった。

今回の台湾では、円安のせいでもっと高かった。観光客向けのレジャーなど金のかかることを一切しなかったけど、円安のせいで日本より高く感じる場面は多々あった。



↓台湾の街中には給水器が多い。途中で気づいてよく利用した。水も何本も買うと大きな出費です。写真は空港のハイテク給水器。



今回は航空券だけで22万円と、サラリーマン夫婦の夏休みとしては贅沢すぎではないかという総額になった。

バックパッカー的安い旅行を目指してきた身としては、罪悪感にかられる。。。😭

でも、他人の話を聞くとそんなに高くないのかも。(ただ贅沢なことを何もしないから)

次回はもっと工夫をしたい。


四年前のタイ旅行は航空券が四人で15万円以下って、奇跡の安さだなー。



コロナを経て、わたしの住む地方の空港は国際線が復活してきた。

しかし、この地方に海外旅行する庶民がどれほどいるのだろうか?海外から来る客の需要が大きいと思う。

持ち家志向の地方では、家のローンを払いながら海外旅行できる人は一部のお金持ちだけだ。

わたしは家がないので、旅行にお金を使えている。




②激動の台湾を思う



コロナ禍で海外に行けない間、台湾生まれの直木賞作家・東山彰良さんの小説は台北の街中の情景が浮かんできて面白かった。「流」「怪物」「僕が殺した人と僕を殺した人」は、台湾の歴史に触れつつ、展開はテンポよく、台北の龍山寺や迪化街のイメージがわいてきた。



台南では、オランダから明朝、清朝、日本統治に中国国民党と短い間に統治者が変わる台湾の歴史を感じた。

台湾の歴史つまりは中国の歴史を知ろうと、歴史漫画も読んでみた。



↓日本統治時代に建てられた林百貨。夜の景色。



林百貨は台南の観光名所の一つ。
交差点を挟んで対岸にあった像にぎょっとした。

↓林百貨を見つめる従軍慰安婦像


台湾でもこの問題があったんだなと恥ずかしながら初めて知った。韓国との間では、最近も日本に賠償命令が出るなど現在進行形なのに。

台湾の問題はなぜ聞いたことがないのだろう。
Google検索をしてみたら、ほとんど情報がなく、ことしの春に被害を訴えていた最後の女性が亡くなったというニュースが出ていた。

 


以下は推測でしかないけど、中国の脅威がある台湾が日本やアメリカと友好関係を築いておくのは必須で、ならば慰安婦問題を表面化させないほうがよいと考えたのかもしれない。

最後の女性が亡くなり、問題は事実上消えた。隠れた被害者が大勢いるのかもしれない。


日本人がつくった林百貨の正面の慰安婦像。何かメッセージを感じずにはいられない。



↓防空避難の表示。マンションの地下にシェルターがあるらしい。


桃園市の新興住宅エリアで見つけた。台南、高雄では見かけなかったような。
台湾では防空避難訓練も行われている。



③旅は健康が第一


台湾出発の10日ほど前、夫がぎっくり腰になった。
ギリギリ緩和させて持ちこたえたけど、旅行中に急な痛みに襲われないかとヒヤヒヤしっぱなしだった。

彼は40代も半ばを過ぎ、若そうに見えても昔とは違っているようだ。
子育てが落ち着いたらゆっくり旅を楽しもうなんて幻想。
親の世代を見れば、まあまあ動けて楽しいのは60代前半まで。夫婦どちらかが体調崩せば、旅行なんてできなくなる。

先延ばしせずに行かなきゃ!

一方、私はまだまだ若いつもりで、旅の間は20代と変わらない活動量のつもりでいる。


感染症対策は油断禁物だった。
すっかり元の日常のつもりで、感染症対策はいい加減にしていた。
帰国して2、3日後、家族の1人が例のウイルスに感染していた。我が家では2回目の感染だった。
幸い熱はなく、家庭内の誰にもうつらないまま終了した。

思えば、6年前の台湾の後は次男が、日本ではその年全く流行していなかった手足口病を発症した。
タイの後は、旅行ちゅうに蚊に刺された次男が高熱と全身発疹でデング熱疑惑があった。
もっと昔には私がインドで赤痢になったり、ミャンマーで猛烈な下痢腹痛になったりもしたなー。
けっこう病気と縁がある。



それでもやめられない。
子供が成長したおかげで、4回目にしてようやく充実の台湾旅だった!
もう十分。台湾はお腹いっぱい。
と思ったのだけど。。。。

金はかかるし、健康を害するし、それでもまたすぐに行きたくなる。
来年はどこにしようかな、と旅行本を愛読し、航空券を検索する日常。
コロナで4年もやっていなかったなんて!
時間がもったいなかった。


やっぱり旅は楽しい😎


おわり。