夏場の生椎茸栽培③ | 浅香椎茸園のブログ なばやまさんのなば作り

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原木を用いた椎茸栽培の作業状況などを紹介しています。

前回書いたように収穫の終わったほだ木は休養させ、次回の発生に備えることを書きましたが、写真は休養場の様子です。ほだ木が蒸れないように組んでおいてあります。

今年の夏は高温乾燥が続くのでほだ木の樹皮は硬くなり、浸水しても水を吸いにくく、椎茸も発生しにくくなります。そこで、今日は次回の発生に備えて散水を始めました。乾燥したほだ木の水分を高め、樹皮をやわらかくしておきます。

うちの水源は冷たい地下水ですから、散水して原基形成を促す効果も期待できます。原基とはほだ木の樹皮の中にできるシイタケ菌の固まりで、条件が整えばキノコに生育するものです。

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帰って天気予報を見ると予報が変わっていました。明日から台風の影響で雨になるようです。ダウンいつもの事ながら散水し始めると雨になってしまいます。呼び水が必要なのかもしれません。ショック!


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休養場で散水の準備をしていると夏エビネが咲いていました。花はうすいピンク色です。アップ

うちのほだ場にはエビネランが多く自生しています。せっかくですから草払いのときは残しておきます。すると、春の収穫期にはあちこちにエビネランが咲き、なば取りに追われる私たちの目を楽しませてくれます。

数は少ないのですが夏エビネもあり、今の時期に咲いているのを見つけます。ニコニコ


さて、今から夜の収穫に行ってきます。発生舎の中は電灯がありますから暗くありませんが、今夜は収穫に2時間位かかりそうです。目