齋藤孝さんの『コミュニケーション力』という本を読んでいるところです。
第二章 コミュニケーションの基盤
ー響く身体、温かい身体ー
の中に、拍手について書かれています。
拍手もコミュニケーションの技の一つだと。
「日本人は拍手を、相手を褒める行為だと思っている人が多い。」
でも、ちょっと違うんですね。
「ニュアンスとして相手を評価する意味合いが含まれることはたしかであるが、お互いをねぎらう意味合いが強い。自分たちが共に過ごした時間を祝福し、区切りをつけるということだ。」
私、昨年末にベートーヴェンの「第九」を聴きに行きました。
ほぼ満席で、素晴らしい演奏でしたので、演奏会の終わった後は、ものすごい拍手。
拍手している客である自分も、「気持ちいいな~」と思いました。
演奏を聴く側もそれなりに緊張して聴いているので、演奏が終わると、ほっと緩むんですね。
(私の入っているオーケストラでも、これぐらいすごい拍手に包まれたい・・・。
もう一つ拍手で思い浮かんだのは、宴会の席での「乾杯!」の後の拍手。
最初は「わ~、社会人。おっさんぽ~い」と思いました。
でもこの拍手、区切りをつけて、お互いをねぎらって、場を緩ませ、場を活気づけているのですね。
演奏会で、宴会で、またセミナーでのシェアリングタイムなどでも、拍手はにぎやかにしたいな、と思いました。
パチパチパチ!
(ノ^^)八(^^ )ノ ハイタッチも盛り上がるね。