大人も、子どもも。

どんな気持ちも大丈夫。

自分と向き合い、もっと自分らしく、

カウンセリングで、
ホントのあなたと出会おう。


日々の暮らしに活かせる
カウンセリングの技術を広めたい。


心理カウンセラーの三輪 陽子です。


かわいいわんこの投稿なんかを見てると、あぁかわいいなぁと思います。近くにそんな存在があったらどんなに癒されるだろう。


だけど結局新しいわんこを迎えることはありませんでした。

私は飼い主としては失格。

心の底にあるそんな思いが一番の理由です。


だから過去のことにしないで反省と一緒に胸にしまっておこう、そう思って前回の記事でふれた訣別のカウンセリングは私自身は受けてけていません。  


訣別のカウンセリングは大切な家族を亡くしたからといって必ず受ける必要があるというものでもありません。お別れを受け入れるのが難しい時といえばわかりやすいでしょうか。


「受け入れる」ということは、肯定も否定もなく「そうだったんだ」ということをただ認めるといったニュアンスでしょうか。事実を事実として受け入れること、過去のこととして心が受け入れ訣別することで、今ここの自分を生きることができるようです。



お別れのあり方は、その関わりの数だけあります。

なにも正しいお別れの仕方があるわけではありませんが、振り返ってみればそのお別れがあってから


●いつも自分を責めるような罪悪感がある

●自分らしさがわからなくなった

●楽しい時間を持つことができない

●感情のコントロールが難しかった 

●涙が止まらなくなった

●どこかやる気が起きない

●疲れが取れない


このようなネガティブな変化を感じることがあったら向き合ってみるのもいいかもしれません。



時には10年以上も前のお別れの時に抑えこんだ未消化の感情が思いのほかあなたの心を重たくしているかもしれません。


あの頃に残した思い、今でもはっきり覚えています。

孫がその年齢に近づいているというのに、まだはっきり‥‥


(2006年の投稿を元に振り返っています)


*初回はこちら↑


  チャコはすっかり家族の一員でした。

 


ある日、窓の外から幼稚園に入ったばかりの2号の声が聞こえてきた。


幼稚園バスにのって登園する毎日に行動範囲も広がったからかすっかりお兄ちゃん気分の2号。



「お前、年少にえばれんのかぁ?俺、年少だぞ」

ガキ大将的なお兄ちゃん1号の後ろ盾をいい事に、強気の振る舞いをそっくり真似して、実力?も伴わないくせに何かと口が過ぎる2号。


また言ってるよ、こんなえらそうに誰に向かって・・・・



聞こえてしまったからには、一応注意しておこうかと外へでる私。



「こらぁ。誰に向かってそんなえらそうなことを言ってるの?お友達とは、楽しく遊ばないと・・・・・・・」




チャコの小屋の前で、腰に手をやって仁王立ちになり、鼻の穴を膨らませている2号。


小屋の中から例の上目遣いで、2号を見上げて、しかたないなぁとばかりに小さくなっているチャコ。



叱るつもりで出てきたのに、こぶしの下ろしどころをなくしたこの状況に、


不意をつかれて驚く2号と、相手にしてもらえるうれしさに尻尾を振るチャコとの3人で、

しばらく息が詰まりそうになるほど、笑いあった。


もちろん、私以外の「2匹」は、笑いの意味など全然わかって居なかったけど・・・・。


年頃になって、血統書付きでもないチャコが子犬を生んでも将来が約束されるわけもなく、

その時に辛い思いをしたく無いからという、(今にして思えば)人間の方の都合ばかり優先して避妊手術をすることになった。


手術を受けるとき、素直で物怖じしないチャコは喜々として診察台に上った。

そのあとに待ち受ける手術の事など、わかるはずもなかった。




手術が終わって連絡を受けて病院に引き取りに行くと、視線を合わせず下を向いたままのチャコがいた。


麻酔が効きにくかったらしく、手術の途中で目が覚めて大変だったそうだ。

想像するだけでも胸が痛んだ。


痛かっただろうね、驚いただろうね、ごめんね・・・

一晩中痛みに鳴き続けるチャコに、謝るすべもなかった。


ごめんね、チャコ。





それ以来、近所の四つ角を通りかかると、病院はそのずっとずっと先にもかかわらず、

絶対にその方向には曲がろうとしなくなった。



ある日、散歩の途中、ついでにそっち方面の用事を済ませたくて、

すっかり忘れていた私が何気なく角を曲がろうとすると、いつも従順なチャコが必死に抵抗したね。


それはもう何年経っても同じだった。
三つ子の魂、とはいうけれど、犬だって同じなんだなあと思ったよ。本当にごめんね。


それ以来、すっかり病院嫌いのチャコだけど、病院に行く必要もほとんどないくらい元気だから、

特に困った事にはならなかったね。




だけど、そろそろ12歳というある日、干しぶどうみたいな「いぼ」が足にくっついて居るのを発見した。


《次回に続く》


 

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