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ちなみにシュトレンは非力なオーブンでも焼けます♪
手動スチームですが、基本的にスチームのでないオーブンはスチームを使うと壊れる危険性とショートした時に起こる火事のリスクを忘れてはいけないということを十分に理解してください(とメーカーの人に言われる)
私も電気1台と、ガス2台壊しました。壊れただけで火事にならなかったのですが。
まずはスチーム云々の前に、
どんなパンが焼きたいですか?
ということです。
パワーが必要なパン
・高加水
・イーストが少ない
・オーブンの中で膨らませないといけない粉や配合
・具などが多い
・大きなパン(気泡がたくさんあるよく捏ねたパンは大丈夫)
です、そしてスチーム適量〜たくさんが必要なパンは
・オーブンで膨らませないといけないパン(要は上とかぶる)
・クープを開かせるパン(特にバゲット)
・ドイツパン(ライ麦配合の多いパン)
もしも、これらのパンを上手に焼きたいとおもったら、
家庭用のオーブンで良いです(業務用やパン窯とはいいません)。
なので「スチームのでる出力の一番あるタイプのオーブン」は欲しい。
最低限、このオーブンを持っていたらできる配合でレッスン内容は作っています(私も東芝石窯のかなりふるーいので試作してちゃんと焼けるパンをレッスンしているので)
本当は2万円のオーブンでもちゃんとバゲットが焼ける!って言ってあげたい。
でも「私」には無理です。だって自分ができないので・・・。
(できる方もいらっしゃると思いますので、その方に教わってください。私は無理)
私は東芝石窯のかなりフルーーーイタイプのやつです。それで大丈夫です。
毎日のように酷使しておりますがもう6年以上つかってます。
レンチンから毎日のようにかなり酷使して使っていますが平気。
それを考えると、型落ちタイミングでかったので55000円ぐらいでした。
365✖️6年=2190日
55000円÷2190日=25円
毎日25円計算です。
まあ新品を倍の値段でかったとしても1日50円です。
別にオーブンだけで使うわけじゃないのです。レンジでも使います。
だから、私は自分も必死でお金を貯めてきた時期もあるし、すごーーーく気持ちはわかりますので「機材を変えて」とは言わないようにしています。だからトースターのやり方もお伝えしていたのです。
でも、「道具」ってすごく重要なのです・・・。
できるなら何もいわないのですが、ずっと生徒さんをみてきて、無駄な苦労をすごーーーーくながいことしていつも納得のいかないパンを焼き続けているのです。
だったら、買っても良いのかなと思います。
(ぶっちゃけ「アルーチ にこなくて良いからオーブン変えたほうが上手になる」言ったこともある。だって必死に熱心に通って作っているけど、もうオーブンが限界だよね・・・ってことが本当にあったので)
だから、どこまでのレベルを狙いたいのか?でこれも変わります。
楽しくふわっとしたパンがつくれたらよいです。だったらアルーチ のレシピもそのオーブンで焼ける配合に変換します。簡単にいうと、アルーチ のYouTubeの基礎コースの内容なら普通のオーブンでも焼けます。その次のコースでも焼けるように変換して教えることはできますが、結局納得のいくものを作ることは難しいです。
もちろん、腕のある人は大丈夫!それなりに生地を見ながら工夫してそのオーブンで焼ける状態に持っていくことができるからです。
でも大抵の人はできません。
となると、毎回残念なパンをつくって凹むということを繰り返します。
私はその場合はちゃんといいます「これはオーブンが原因の6割」とか。
ちなみに、夫が一人暮らしの時に使っていたオーブンで焼いたパンの写真があった!!私も始めたばかりで下手くそだった・・・。右なんて坊主だしWW
懐かしの15年前。娘が生まれる直前の写真でした。だからこのちびちび(本当に一人暮らしのターンテーブルのついた1段しか焼けないオーブン)で3年ぐらい頑張って焼いていたのです。
1・5斤で焼いても上がこげるので、天板使うとやけないので、下に鉄の1センチのバールをしいてその上に網を置いて食パンを焼く。
途中で上だけ焦げるので6割で潰れなくなったら横に倒してまた焼くって苦労をしていたのでとにかく「食パン」しか焼けなかったのを覚えています。
結局、30歳の誕生日にガスオーブンを買ってもらったのです。
当時はガスオーブンが最高!と思っていたのですが、コルドンブルーに通い出して「オーブンと酸味の嫌いな夫を変えろ」という格言を言い渡したドミニクシェフWW。ガスはハード系が焼きにくいとしらなかった・・・・。
でもガスをずっと使い続けて工夫しまくって2台壊しました(ドイツパンでスチームじゃーーやって2台壊した)それと並行に1台今使っている東芝石窯をかったのです。
そんなガス時代のいろいろな工夫したことを思い出して作った動画。
この動画の頃は、すでにミックもトースターの実験もかなりやっていた頃です。だからミックとかパン屋さんの窯はどうゆう感じで焼けてとか理解できていたので、
それをもとにちゃんとできることとか伝えているのです。
普通のふわっとパンや大型のカンパーニュはガスでやいて、バゲットとチャバタはトースターで焼いていました。だからあまり東芝はもっぱらレンチンでした。
(ガスの方が立ち上がりも早いしガス代もやすかったので普通に焼く時はガスオーブンでした)
でもガスだとヒラ焼きパンはこんな感じで焼いていました。
ガサガサ結構カチカチですね・・・9年前の写真。
懐かしい・・・・・。熱湯じゃーーもあまりやっていなかった(湯皿程度)
ミックを買ってトースターってチビミックじゃん!って気がついた時にかなりトースターを研究しました。
上はスチーム入れちゃダメ!っていっていたけど、下の動画はスチームの入れ方やってる(焼きのところだけみたら良いですよ)
というのも、バルミューダーを買ってその原理で考えたら平気だとおもって(でもかなり注意がひつようなのでやりたいと思った方は教室で質問してください。石の置き方とかいろいろ工夫してあるんです)
だからハード系だけはトースターで焼こう!って提案した買った時期があります。
トースターはソフトなパンを焼くのは難しい。でもバゲットはうまいですよ!!
ちなみにトースターですが、最近「アイリスオーヤマ君はどうですか?」ときくのですが、オーヤマ君はちょっと残念感が否めません。
普通のオーブンで言うと、東芝石窯とパナのビストロが良い!とすると、
ちょっとむずかしくなるヘルシオか日立というイメージ・・・。
スチームとか出るけどちょっと難しくなるかなぁ、せっかく買うならパナとかの方がよいのでは・・というやつです。
当時ほぼ全種類に近いほど買ったトースターで、
ハード系を焼くことを考えて書いたブログです→こちらをくりっく
(※あくまで岡本の個人的なおすすめでオーヤマ君がダメと言うわけじゃないので誤解なきようおねがいたしますが、私の他のトースターを色々実験している先生も同じ意見だった・・・。ちょっと無駄に庫内が大きすぎるので火力が弱い)
弱い非力なオーブンの場合
※非力といっても、一人暮らしようの超小さいオーブンは無理。経験者が語る。
①焼けるパンを焼く(イーストの多いふくらませてからサッと焼くタイプのパン)
②オーブンに頑張ってもらって工夫して焼く
です。
①は論外なので、②を説明しましょう。
まず覚悟することは、蓄熱をちゃんと増やすいうことです
暖まりにくいものをたくさん入れて予熱をしっかりしてください。
その温度がちゃんと上がったのか確認してください。
結局1時間以上は最高温度で予熱になります・・・。
※それは大型パンとか焼きにくいパンを焼く時だけで良いですが。
その蓄熱をさせた上で、
手動スチームの場合は、
焼けた石にじゅーーーってかけるってやつなのですが、
その場合は
・細かい石にする(表面積を稼ぐため)
・熱湯をかける
・その作業は火傷しない中で最大限に早く。
とします。
それか、余熱を超長い時間やるなら
下の段に割れレンガみたいなできだけ温まるのに時間がかかって、大きいものをたくさん入れる。とか1センチの厚鉄板を温めるとか・・・。
それってでも1時間以上余熱にかかります(余熱が足りないと石など余分なものに熱量を奪われるので逆効果ですのでやめてください)
原理的に、暖まりにくいものを長ーーーく熱しておくと蓄熱します。
だからオーブンを開けても温度が下がりにくいです。
結局は、パン屋さんの窯もミックも余熱には1時間以上かかります。
暖まりにくい石などをたくさんの熱量で温めておくのでそれだけカロリーを窯の中に持っています。
でもこれってやり出したらキリがないのです。
だから、最低東芝石窯があったら、そんな予熱ガンガンしたりしなくても焼ける配合
でレシピ組んでいます。
東芝石窯の使い方の動画はこちら。予熱もぴぴと上がって5分ぐらいしたら入れてしまいます。この動画は一番わかりやすいかな・・・。いっぱい作りすぎてわからないけどこれがちゃんと捏ねて作ってる。
予熱もガンガン長くやる必要もない(エコじゃない)。
最低限で最大限に美味しいがコンセプトのリスドォルのバゲット。
これが作れたら、ポコ バゲとか違うバゲットにチャレンジしてください。
(配合はほぼ同じ・・バシナージュ する水がおおいぐらい)
ですが、やっぱりオーブンも非力、腕もないとなると難しいというしかないのです。
底が明らかに割れてしまっている場合は、上にボールかぶせるとかありますが、
それってある程度火力のあるガスオーブンには有効的なのですが、
非力なオーブンの場合は本当に下火もはいらない上火にいたっては蒸しパンになってしまうので相当生地の作り方が上手じゃないとふくらまないのです)
下火がないなら直火で温められるスキレットみたいなものをコンロで温めるという手はかなりよいです(というのも、直火は温まるのがはやいから)。天火であたためようとするとその温度にいくのに40分とか50分かかります。
でも石は絶対に直火やめてください。
破裂して飛び散ります(死ぬかとおもった・・・)
あとピザストーンは、非力なオーブンは超よねつして石があたたまっているのは良い。なのでバゲットぐらいなら石の熱が下がらな胃くらいで焼き切れるパンはOK。
でも大型パンで石の熱を吸収してしまった場合、
今度は石が暖まらないとパンまで熱が届かないという逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
で、スチームですが、石にじゃーもよいですが、結局一気にかなり低い温度の水がつくのとあまり変わりないです。
(キリをパンに直接ふくよりはマシですが)
いつもいうのですが「白くモクモク〜〜〜はスチームではなく霧吹きです」と。
それなら、直接一気にたいりょうにならないように、
お湯を張った湯皿をあらかじめオーブンの庫内に入れておくことはかなりいい感じだと思いました(最近私は東芝石窯の時にやってます)詳しくは昨日のブログのリンクに貼ってあるポコバゲの焼く時にやっています。
結局一気に高い高温スチームは無理なので、
だったらゆるゆるいい感じの量が出るポイントを探るのです。
それってどれぐらい?って絶対にきかれるのですが、
ここのオーブンによって違いますよね。
ある程度一気にじゅーっと量が欲しい場合は
面積のある皿に石をねっしてじゅーとします。
でもじゅーとしきれない量をわざと入れてじっくり蒸発させながら10分ぐらいで蒸気がなくなるようにコントロールする工夫も重要です。
蓋をする場合は、わざと氷を入れたりすることもあります。
徐々に溶けながらジュージュー蒸発しくれる(でも別に水でもかわんないかな)
でもスチーム用のオーブンじゃないと壊れるので、やめた方が良いです。
特にガス。
あとスチームのでない電気オーブンは結構危ない(ショートして火事になる可能性も否めないのでできるだけやめて欲しいとメーカーの方はおっしゃっていました。ので自己責任で・・・)
申し訳ないのですが、
ハード系をある程度上手に焼きたい(特にバゲット)になると、
家庭用のオーブンでOKですが、最上位機種(パワーが一番高いやつ、相当古い私のやつでも大丈夫なので)をある程度基準に教えています。やっぱりそれ以下になるとハード系のバゲットと加水の多い大型パンは厳しいです。あと高加水のパンも。
やすいオーブンでもバゲット焼けるんじゃないですか?
と言われますが、バゲットといってもすごーーーーーーーくたくさん種類があります。イーストを多くしてスコーンって軽く上がるバゲットならまだできると思います。でもそれ作るとみんな「気泡がない」とか「味が薄い」とかいろいろいうじゃないですか・・・。
できることとできないことをちゃんと明確にする。
もちろん、すごく工夫して焼くってことは大事です。
私も夫が一人ぐらしでつかっていた非力な電子レンジオーブンからガスオーブンからいろいろつかってきました。いろいろ工夫し尽くして最後はやりすぎて3代(電気1台ガス2台)壊しました。
良いやりかたは、いろいろあります。
やっぱり鍋パンとかもそのうちの1つです。
蓋をかぶせる時の良い形状とか色々あります。
(熱が対流しやすい形状)
でも蓋をかぶせると横に広がりやすいし、
焼き時間も長くなるし、ネチとしやすい。
(要は蒸しパンにちかくなりますので)
海外の動画でやっている蓋かぶせてガーーーーってやくのは、
かなりパワーがあるオーブンなのでできる技だったり、
したにすごく分厚い石を入れていますよね・・・
あれってかなりなガーーーーク予熱しているはずです。
(要はミックとかと同じ1時間コース)
自分が何を作りたいか
それに対して、オーブンにどこまで要求するのか
腕もない、
機材もない
ないない尽くしの家庭製パンなのですが、
私も神様じゃないので、作らせてあげられるパンと無理なパンがあります。
「無理」というともう諦めモードになってしまうのですが、
でも、無理なものは無理。
無理じゃなくしたかったら。相当工夫して技術を磨くしかない。
そんな苦労するなら、
パンをたくさん焼くのであればオーブン買ってください。
絶対に楽しくパン作りできますから(ストレス減る)
1日50円我慢したら良いのです。
道具ってやっぱり大切で・・・上を見出したらキリがないのですが、
家庭用のスチームの出るハイパワーのオーブンは、ハード系とか上手に焼きたいと言う気持ちがあるなら購入を検討してみてください。
その方がスッキリします。
ちなみに私はミックを買う時に、とあるシェフに
「車買ったと思ったら安いだろう」だって・・・。
まあ、減価償却は同じ具あるにせよ、
ただ目減りする車に比べたら、利益を確実に生み出す道具だからと思って、それから1年ちゃんと働いて買えるだけお金を貯めてから書いました。