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皆さま、こんにちは!

 

皆さまは白棚(はくほう)線をご存知ですか?

大正5年に開業した白棚鉄道を起源とする路線で

東北本線白河駅水郡線磐城棚倉駅の間を結んでました。

昭和16年に国有化され国鉄線に変わりましたが

昭和19年に不要不急線の指定を受け休止。

以後は代行バスによる運行に代わり、

現在はジェイアールバス関東によって

運行が継続されてます。

 

国鉄バスの時代も

時刻表に白棚線が表記されてましたっけ。

 

このバス路線のすごいところは

白棚線の線路跡をバス専用道路に転用した点で、

一部区間はその後、一般道として整備されましたが

現在もバス専用道が2区間残されているのですよ。

 

下は白棚線の沿道にあった案内看板ですが

鉄道線と同様の表記がされたバス専用道に

ご注目ください。

2区間あるバス専用道のうち、

棚倉寄りの区間が本日(令和6年7月1日)付けで廃止。

バスの経路が一般道(国道289号)に移設されるとのことで

ギリギリでしたが昨日、白棚線を眺めてきました。

 

まずは鉄道線時代に関山口駅があった

関山口停留場からです。

自分はバスマニアってほどの人ではないので

すべてのバス停留場を見てきたワケではなく、

今回は鉄道線時代に駅があった停留場のみを周りました。

 

下は国土地理院のサイトから転載した

昭和23年撮影の航空写真です。

バス専用道に改装された後に撮影された写真ですので

線路は写ってませんが、

赤い字の上に見える施設は

ひょっとすると撤去される前のホームなのでは?

 

線路跡は国道289号線に転用、

駅の遺構らしきモノは見当たりませんでしたが、

道路幅の膨らみ方がいかにも鉄道駅跡っぽく感じるのは

自分だけでしょうかね?

 

こちらは廃止を免れたバス専用道の上にある

古関バス停留場です。

鉄道線時代に古関駅があった場所でした。

 

古関停留場の手前側には今も

「国鉄」の表記が残る看板が掲げられてましたよ。

 

ちなみにこの看板は古関停留場以外にも、

バス専用道と一般道が交差するあちらこちらで

見ることが出来ます。

「一般の人車馬は通行できません」とか書かれてますけど

いつの時代に設けられたモノなのでしょ?

馬の通行が気になる~!

 

この看板のすぐそばで除草作業をされてた方から

バス専用道上にある番沢停留場の話を聞きました。

 

番沢停留場の磐城棚倉駅方面行き乗り場にある待合所は

現在の白棚線で唯一残る

鉄道線時代に使われていた建物だそうです。

よく見りゃ支柱にレールが使われているじゃないですか!

鉄道線時代の白棚線は

軽便鉄道規格の762ミリゲージでした。

当時の白棚線の様子を知るための

貴重な物件であることは間違いないでしょう。

 

そんな番沢停留場にバスが到着しました。

この日は一部のバス専用道が使用される最終日です。

停留場にも、バスの車内にも

大勢のファンの姿を見かけましたっけ。

 

レトロな待合所の片隅で

白河駅に向かいバスを見送りましたぜ☆

 

最後は今日付けで廃止されたバス専用道にあった

梁森停留場で〆ます。

 

ここにはこんな惜別パネルが掲げられてました。

 

梁森停留場については動画も撮りましたので

チェック頂けると自分が大変喜びます。

(1分30秒ほどの短い動画です)

 

鉄道線の廃線跡をバス専用道に転用した例は

東日本大震災で被災した気仙沼線、大船渡線、

水害で被災した日田彦山線等のBRT路線がありますけど

白棚線はそのはしりのような路線でした。

それにしてもバス専用道に残るゆるいカーブ…

廃線跡ファンには堪らないんじゃないですかね?

 

白河駅近くで見たジェイアール関東の連接バスのこと(平成24年4月27日)

 

 

 

 

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