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皆さま、こんにちは!

 

今日は先々週に訪れました山口線から

大歳駅の訪問記です。

山口線が開通した大正2年に開業した駅でした。

大歳駅の駅舎を見ておや?っと思われた東北住まいの方、

結構いらっしゃるのではないでしょうかね?

自分は山陽地域の駅を

すべて見たワケじゃないのでわかりませんが、

東北地方でよく見かける仕様の駅舎なのです。

IGRいわて銀河鉄道の御堂駅

青い森鉄道の清水川駅がこの仕様でしたよ。

まさか山口線内にもあったとは…

 

モルタル造りのこちらの駅舎は

昭和20年代後半から昭和30年代後半にかけて造られた仕様。

大歳駅の駅舎は昭和29年に竣工したモノだそうです。

馴染みのスタイルの駅舎が見れ、

ちょっとだけ嬉しくなっちゃいました。

 

そんな大歳駅では「維新」の文字を

あちらこちらで見かけます。

駅便(駅の便所)もこんなんなってましたっけ。

 

その理由ですけど、

維新百年記念公園の最寄り駅だからみたい。

園内のスタジアムは

昭和38年に開催された山口国体の際に設けられたそうです。

「国体」と聞くと

お召列車を真っ先に思い浮かべるのが鉄道ファンの性。

過去に天皇皇后両陛下が乗られた

大歳駅行きのお召列車が運行されてたのでは?

と思い調べてみたのですが…

昭和38年開催の山口国体の際は、

原宿駅~小郡駅(現在の新山口駅)までは

新1号編成(EF58 61&C59 95牽引)に乗車されましたが、

その先の山口市内は自動車で移動されたために

山口線のお召列車の運行は無かったんですって。

惜しい!

 

駅前にはデコレーションされたポストもありましたよ。

ポストに描かれているのは

J2リーグの「レノファ山口」のキャラクター「レノ丸」。

サッカーに詳しくなくて申し訳ありませんが、

レノファ山口は先に紹介したスタジアム(維新みらいふスタジアム)

がホームのFCだそうです。

 

構内がレノファ山口だらけな理由が

ようやくわかりました。

 

それでは構内を覗いてみましょう。

 

現在は無人駅の大歳駅。

国鉄時代は駅員配置駅で

昭和46年までは荷物の取り扱いがあったために、

当時使われてた荷物の受け渡し窓口が

今も残されてました。

 

続いてはホームにイン。

列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線です。

 

2本のホームは跨線橋で結ばれてましたよ。

 

跨線橋が設置されたのは国鉄末期だそうで、

それ以前は駅舎の正面から構内踏切が伸びていたそうです。

 

昭和46年に廃止された荷物の取り扱いのほか、

昭和36年までは車扱いの貨物列車も運行されてた模様。

その名残である引込線が今も残されてました。

 

その引込線を見たくて

敷地内にある事務所の社員さんにお声掛けしましたけど、

奥に見えるこの事務所も

国鉄時代に使われていた建物のような気がしますが…?

 

最後は特急列車と普通列車が行き違う風景で〆ます。

特急「スーパーおき」は客扱いを行わない運転停車中です。

 

大歳駅は、山口線の新山口駅~山口駅間で

唯一の列車の交換設備を持つ駅です。

こんな光景は日常茶飯事みたいですね。

引込線の脇の事務所の方に

「引込線を見せていただいてよろしいですか?」

と尋ねた際、不思議な顔をされましたが

そんな人、滅多ににいないのでしょうね。

不審なことを聞いて申し訳ありませんでした。

 

 

 

 

 

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