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皆さま、こんにちは!

 

3連休の中日、如何お過ごしですか?

旅に出発された同志の皆さんもきっと多いのでしょうね。

自分は今月末の四国旅まで我慢がまん。

「貧乏暇なし」を地やってるなぁ。

 

さて今朝は、3年前に訪れた宮崎県から

日豊本線・五十市(いそいち)駅の訪問記です。

五十市駅は日豊本線(当時は国都東線)が都城駅以西に延伸した

昭和4年に開業、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する駅でした。

昭和54年に無人化され、現在は簡易駅舎に変わってしまいましたが、

ここがただの無人駅だと思ったら大間違いです。

五十市駅が開業した経緯について、

宮脇俊三先生が著書でこのように触れてましたよ。

 

明治38年に創設された陸軍の歩兵第64連隊が

明治42年に五十市に置かれたとのこと。

この連隊を鹿児島に送るために吉都線が開通したと言われるほど

巨大な連隊だったみたいですね。

昭和4~7年にかけて現在の日豊本線ルートが開通したことから、

連隊前に開業したのが五十市駅だそうです。

 

駅前はまるで、ガソリンスタンドの構内のような五十市駅ですけど…

 

そう言えば、ガソリンスタンドの先に見える市道を超えた所に、

連隊跡に設けられた陸上自衛隊都城駐屯地があるんでしたっけ。

 

そんな五十市駅の様子をさっそく眺めてみましょう。

 

現在の駅舎は無人駅化後に建て替えられたモノのために出札窓口は無く、

でっかな待合所ちっくな仕様。

九州内でよく見かける造りですが、サイズはひと回りほど大きいです。

 

待合所の中はこんな感じでした。

駅の北側に都城工業校があるため通学利用者が多い駅みたいですね。

 

続いてはホームにイン。

五十市駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造でした。

 

日豊本線のこの区間で運行される電車はワンマン運転車が主流のため、

五十市駅ではホームの一部分が嵩上げされてたようですけど、

現在は4両編成の電車の出入口に対応できる嵩上げが追加施工された模様。

工事を終えたホームが神々しく輝いてました。

 

跨線橋の上から構内を俯瞰します。

 

駅舎の反対側に巨大な倉庫群が並びなんぞや?と思いきや、

平成28年春にオープンした「スーパーセンターニシムタ」だそうです。

「本日のチラシ」を見ると、

たまご10個パック78円やもやし1袋19円等々、

安物揃いの魅力的なお店なのですが、気になったのは駅からのアクセス。

五十市駅の南側に出入口があれば徒歩1分で着けるのですけど

そこにはなく、駅舎からぐるっと回らないと着けないのですよね。

歩くと10分くらいかかるのではないかしら?

南側にも住宅街が広がっているようですし、

いずれ南出入口が新設される日が来るかもしれません。

 

駅舎の脇にわずかですが、

有人駅時代に使われていた貨物ホームが残されてました。

 

五十市駅の駅名標です。

イラストには「天長寺石仏群」が描かれてました。

今から500年前に造られた貴重な仏像らしいですけど…

仏像にはあまり興味が無く

貨物ホーム跡を見て満足しちゃってる自分で本当に申し訳ない。

 

最後はホーム側から見た駅舎の全景で〆ます。

冒頭に書いた歩兵第64連隊の件…

連隊は大正14年に一度廃止後、昭和13年に再編成されてます。

五十市駅はこの間の昭和4年に開業しているわけですから、

「連隊輸送のために開業した」説の真偽はわかりませんが、

軍事施設とは何かと関係が深い「鉄道」です。

開業の経緯に軍需が絡んでいる可能性は十分ありますよね。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

日豊本線(都城駅-鹿児島駅)

 

↑(佐伯駅方面)

都城駅

西都城駅(平成28年5月19日)

五十市駅(平成28年5月19日)

財部駅

北俣駅(平成28年5月19日)

大隅大川原駅

北永野田駅

霧島神宮駅

国分駅

隼人駅

加治木駅

錦江駅

帖佐駅

姶良駅

重富駅

竜ヶ水駅

鹿児島駅

 

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