皆さま、こんにちは!

 

来週は4カ月ぶりの九州旅行を楽しむ予定でした。

今月いっぱいまでは、旅行費用が最大70%割引になる

「九州ふっこう割」(10~12月は最大50%引)が適応されるので、

これを利用して予定を立てていたのですよ。

来週は天候が良さそうですし、ステキな旅になりそうな予感…

 

長らく東北住まいで九州に土地勘のない時分は

「日豊本線」と聞くと、特急列車が頻繁に行き交う、

東北新幹線が開通する以前の東北本線のようなイメージがありましたが、

こんな長閑な区間もあったのですね。

今年5月に、そんな区間のこちらの駅を訪れました。

日豊本線・北俣駅

日豊本線・北俣(きたまた)駅です!

手元の資料によれば昭和6年に開業した駅でした。

北俣駅は昭和54年までは駅員配置駅で、

現在の簡易駅舎は無人駅化後に建て替えされたものだそうですよ。

 

それにしても駅周辺の長閑さときたら…

日豊本線・北俣駅

見渡す限り、駅の近くにある民家は3軒だけかな?

 

こちらは駅前の風景です。

日豊本線・北俣駅

 

通りの一本道を突き進んでようやく駅舎が見えてきました。

日豊本線・北俣駅

思わず「やつらの足音のバラード」を歌いたくなるような光景でしたが、

ここがローカル線ではなく、日豊本線だって言うんですからスゴイです。

いやいや、「本線」って聞くだけで都会をイメージするのは間違ってるか。

奥羽本線の庭坂駅‐米沢駅間とか、

函館本線の滝川駅‐深川駅間なんて例もありますしね。

 

ちなみにこちらは有人駅時代の昭和50年に撮られた航空写真です。

日豊本線・北俣駅

国土地理院のサイトより転載。

駅舎以外、町の景色は丸っきり変っていなさそう。

…ん?民家の数が今の方が減っちゃってるかな?

 

こちらは北俣駅の待合室でした。

日豊本線・北俣駅

 

北俣駅は、普通列車のすべてが停車(といっても10往復だけですが)するので

秘境駅ってわけではないのですが、駅前が長閑な風景なのと、

利用者数が少ない(1日の乗車客数はわずか2人)ことから、

ファンには人気の駅なようです。

壁には駅ノートがぶら下がってましたよ。

日豊本線・北俣駅

 

ホームにはこちらの階段を伝って入ります。

日豊本線・北俣駅

 

北俣駅は列車交換が可能な相対式ホーム2面2線構造でした。

日豊本線・北俣駅

日豊本線・北俣駅

跨線橋は、有人駅時代にあった階段正面の構内踏切に代わり、

簡易駅舎と共に設置されたモノのようです。

長らくこの区間では、気動車の普通列車も運行されていたようですが、

今年3月のダイヤ改正ではついに消滅してしまったようで…

ホームの高床部分が延長されたのは、それに合わせた改修なのでしょうね。

 

日豊本線の大分駅以南は単線区間が続きます。

そのため、ほとんどの駅が列車交換が可能な構造ですが、

人里離れた信号場を昇格させて出来た駅もあり、

秘境駅が多いのも日豊本線の魅力のひとつでした。

日豊本線・北俣駅

 

今回の旅では日豊本線も周る予定でしたけど…

真の目的は、お仲間さんから教えてもらった焼肉屋さんとか、

中津のからあげとか、冠地鶏の鉄板焼きとか、

大きな声ではとても言えねぇ。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

日豊本線(都城駅-鹿児島駅)

 

↑(佐伯駅方面)

都城駅

西都城駅(平成28年5月19日)

五十市駅

財部駅

北俣駅(平成28年5月19日)

大隅大川原駅

北永野田駅

霧島神宮駅

国分駅

隼人駅

加治木駅

錦江駅

帖佐駅

姶良駅

重富駅

竜ヶ水駅

鹿児島駅


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