皆さま、こんにちは!
今日は去年の5月に訪れました
石北本線・柏陽(はくよう)駅の訪問記です。
道東の駅と聞くと、
広大な原野にポツンと佇む古風な駅を(勝手に)想像してましたけど、
こんな近代的な様相の駅もあったのですよ。
道東では珍しい高架駅ですぜ☆
柏陽駅は昭和32年に開設された仮乗降場が起源で
昭和62年のJR移行に伴い昇格して誕生した駅とのこと。
現在の柏陽駅は、
平成4年に石北本線の北見駅-愛し野駅間が高架化された際に、
高架線上に造り直された駅なんですって。
どおりで古さを感じなかったわけだ。
それでは、地上駅時代の柏陽駅は
この敷地内のどこかにあったのかと思えば、そうではなくて…
現在地よりも600メートルほど北見駅寄りにあったそうですよ。
地上駅時代の柏陽駅は駅舎や待合室はなく、
単式ホームがあるだけの簡素な造りの駅だったみたいですね。
旧駅は手狭な場所にあったため、
新駅は広い敷地がある現在地に移転したのかもしれません。
それでは柏陽駅のチェックを開始!
ホームにはこちらの階段を伝って進入することが出来ます。
難を挙げるとすればエレベーターが設置されていない点か?
階段の奥にスペースがあるので
バリアフリー化を見越した造りなのかもしれませんね。
階段の上から下を見下ろしましたけど、
結構な高さがあるので足元は要注意です。
壁のポスターにはノースレインボーエクスプレスが描かれてました。
このセリフを聞くと、おニャン子時代のとんねるずを思い出す、
と言っても誰もわかってくれないだろうな。
階段を上ってホームに到着。
こちらが柏陽駅のホームでした。
北見市内が一望出来ますのでこれはこれでヨシ!
高架線上の線路を見て気づいたのですけど、
北見駅側から見ると柏陽駅に進入する手前で
線路が不自然なカーブをしているのです。
あくまでも推測ですが、これってひょっとして
島式ホームにアップデート可能な構造なのではないでしょうか?
将来的に交換設備を設けるための準備工事だったのではないかと。
こんな想像をするのも駅巡りの楽しみのひとつでした。
ホームから下を眺めます。
高所恐怖症のクセに、怖いもの見たさでついつい覗いちゃう自分。
高架化される以前の線路は
下に見える公園の住宅地寄りに伸びていたはずです。
北見市は想像していた以上に都会でした。
さてさて、柏陽駅を見えた後は
もう1ヶ所、見ておきたい場所があったのでした。
それがこちら、高架線化される以前に存在していた
地上駅時代の柏陽駅があった場所です。
中央に街路樹が見えますけど、その右側辺りが廃線跡でしたよ。
予想はしてましたけど、残念なことに何も残ってませんでしたね。
右に見える住宅の手前側に
仮乗降場時代に造られたホームがあったみたいです。
住宅が遊歩道に対し背を向けているのが唯一の名残かな?
…以上、道東では珍しい高架駅の柏陽駅の訪問記でした。
石北本線の北見駅周辺は、
北見駅を境に遠軽駅方面は地下トンネル、網走駅方面は高架線と、
アップダウンの両方が楽しめる区間なのです。
線路好きな方ならワクワクが止まらないこと間違いなし!
訪問駅リスト(JR線)
石北本線(遠軽駅-網走駅)
↑(遠軽駅方面)
柏陽駅(平成29年5月23日)
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