皆さま、こんにちは！
平成20年に廃止された三木鉄道三木線の廃駅跡巡りのラストは
三木線の終点、三木（みき）駅跡の訪問記です。
（前回分もぜひチェックくださいね）
ここはクルマで来ても迷うことはありません。
「三木鉄道記念公園」でネット検索するだけでOKです。
「三木駅」で検索すると
離れた場所の神戸電鉄・三木駅が出てくるという罠がありますので
ご注意くだされ。
こちらがカーナビにガイドされて到着した、
旧三木鉄道・三木駅跡の三木鉄道記念公園でしたよ。
この駅舎を見てウットリとしていた自分。
三木駅は三木線が国有化される以前の播州鉄道の手により
大正５年に開設された駅で、
駅舎もその当時からあるモノ（ですよね？）。
古い鉄道雑誌でちょくちょく載っていた名駅舎なのです。
ここには駅舎の他、貨物ホームに備わっていた木造の上屋や…
第三セクター化後に建立された車庫を魔改造した
MIKI夢ステーション（物産店）もありましたよ。
ここで、ふと疑問が。
この車庫、現役時代は三木線の線路の終端部分にあったのですけど、
だとすると、車庫と駅舎が真横に並ぶ現在の配置では
車庫に車両を入れることが出来ません。
だとするとこの配列の正体は一体…？
帰宅してから知ったのですけどこの駅舎、
記念公園の整備に合わせて15メートル近くも移設されてたみたい。
貨物ホームの上屋も同様に動かされていたようですよ。
ちなみに下は、国鉄時代の昭和50年に撮影された航空写真ですが、
記念公園の広場のロータリーがある辺りに駅舎が模様。
写真に写る単行の気動車はキハ30かな？
駅舎はコンクリート製の真新しい基礎の上にあるので、
よく見れば移設されたことの気づいたはずなのに…
自分もまだ未熟者だなぁ。
駅舎の中では週末のイベントに向け準備が進められてたようです。
そんな中でもスタッフさんたちが優しく対応してくれました。
館内には貴重な三木線グッズが数多く展示されてます。
これですね…一枚一枚がとても貴重な写真なのですけど、
詳しくは現地で見てほしいです。
おススメは遊歩道「別府ゆめ街道」を歩いてからの観覧。
遊歩道の景色と三木線が現役だった当時の様子がオーバーラップして、
すべての写真に釘付けになること間違いなしですから。
続いてはお外へ。
こちらは駅舎の裏側ですが奥に車庫が見えるのがわかりますよね？
ここは駅舎移設前に線路があった場所です。
上屋の下では大勢のおじいちゃん、おばあちゃんが休憩されてました。
その理由ですけど…
記念公園の広場はゲートボールが楽しめるようになってましたの。
そしてここでは中央に見える線路らしきモノに注目ですぜ☆
これは園内だけではなく、この先もずっと続いてたのです。
そういえば、高木駅跡を見た時に
遊歩道が途中からコレに変わってしたっけ。
この奥に見えるのが三木鉄道記念公園でした。
この線路の正体ですけど、
週末に運行されるサイクルトロッコとのこと。
チャリンコみたいに足漕ぎするトロッコで、
車両はミキ300形似らしいです。
誰もが無料で楽しめるらしいですよ。
なのに自分ときたら、ここに平日に来ちゃいましたわ。
当然サイクルトロッコはこんな状態でして…
サイクルトロッコが往復する線路は
三木鉄道が現役だった頃に実際に使用されてたモノだそうです。
ここに来たならコレを楽しまないワケにはいきませんでしょう。
車両に乗り込むのに体重制限はないので
自分みないなデブでもOKとのこと。
車重が増加して足漕ぎが大変になるのは自己責任ってことで。
園内にはその他にも、
三木線で使用されてた信号機や車止め等が保存されてます。
それぞれに掲示されてるは解も必見！
三木鉄道が現役だった頃の写真も添えられてますので、
現在の風景と対比するのも楽しいかもしれません。
…以上、平成20年に廃止された三木鉄道三木線の廃駅跡と
整備された遊歩道「別所ゆめ街道」の様子でした。
三木線はたった6.6キロの区間でしたので、
半日もあれば見終わると思いましたが甘かった…
遊歩道はチャリ禁止ですので、楽しむ際はご注意くださいね。
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