皆さま、こんにちは!

 

黄金週間も今日で折り返しですね。

仕事で遠出出来ない自分は

ブログのタイムラインに流れてくる皆さまの旅報告を見て

旅してる気分に浸ってましたよ。

取りあえずここまで好天が続いているのはなにょり。

引き続き楽しい旅報告をお待ちしております!

 

さて今日は、昨年12月に訪れました

飯田線・長篠城(ながしのじょう)駅の訪問記です。

大正13年に飯田線の前身である

鳳来寺鉄道の手によって開設された駅でした。

飯田線・長篠城駅

駅舎は見ての通り、待合所があるだけの簡素な仕様。

城門を模ったような駅舎ですが、

駅から西方徒歩7分のところに

駅名の由来にもなった長篠城跡があるからだそうです。

長篠城は永正5年(1508年)に築城されたお城とのこと。

織田信長と武田信玄の連合軍、武田勝頼軍勢が戦った

長篠の戦い(1575年)の舞台にもなったお城で、

この合戦により多大な被害を被って廃城となったんですって。

観光名所でもある長篠城址を見るために、

週末は大勢の観光客が長篠城駅を訪れてるらしいですよ。

 

駅前に立ってる観光案内を見る。

飯田線・長篠城駅

飯田線・長篠城駅

駅の周辺はどこもかしこも歴史的遺産ばかり。

こりゃ歴史好きには堪らん地なのでしょうな。

 

ふむふむ。

飯田線・長篠城駅

 

歴史に疎い自分がここに来たのは

これら史跡巡りを楽しむためではなく長篠城駅を見るのが目的。

構内を撮影しようとしたら、

史跡巡りを楽しんできたであろう熟年カップルさんが

駅舎の中で列車を待ってらっしゃいました。

飯田線・長篠城駅

「わぁ、お城みたいな駅ね」

「たぶんこの駅舎、お城みたいに古いんだと思うよ」

カップルのそんな会話が聞こえてきたのですが…

駅舎のこと思い存分語ってあげたい。

もちろん突如会話に割り入ったら完全に不審者なので

遠くからそっと見守ってましたが、

この駅舎、平成9年に建て替えられたばかりのモノだから。

石積みのように見える模様だってペイントだしね。

 

カップルさんが乗った電車を見送ります。

共通する趣味を持った同士で旅するって素敵ですね。

今度は奥に見える廃ホームのことも気にしてやってください。

飯田線・長篠城駅

さぁ、誰も居なくなったところで

思い存分駅を楽しみますぞ!

 

先にも書きましたが、駅舎は最近建て替えられたモノ。

奥に赤屋根の電話ボックスが見えますが、

最近は電話ボックス自体が姿を消してコレもだいぶ少なくなりました。

飯田線・長篠城駅

 

長篠城駅は単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅です。

飯田線・長篠城駅

奥に廃ホームが見えますけど、

国鉄時代末期は既にこの状態だったようですね。

長篠城駅は昭和46年に貨物の取り扱いが廃止されて

無人化されてますので、このタイミングで

片ホームの使用も取り止められたものと思います。

…となると、45年以上も前から

使われてないホームが残っているってこと?

長篠城址の歴史以上にこっちの方が気になる!

 

構内踏切の跡もしっかり残ってましたよ。

飯田線・長篠城駅

 

そして謎の3体。

飯田線・長篠城駅

長篠城駅、周辺地域の歴史に相反して緩すぎますって!

 

最後は鳳来寺鉄道時代に建てられたと思われる

鉄製架線柱を眺めて駅を後にしました。

飯田線・長篠城駅

新しい駅舎に変わってしまった長篠城駅でしたが、

駅全体としてはとても趣きがある駅でした。

先ほどまでいた熟年カップルさん、

駅舎の石積み模様をまじまじと見ていないで、

大正時代に造られた廃ホームの石積みを

じっくりと見てくれればよかったのに…

その時は自分、スイッチが入ったように語りだしますので。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

飯田線(豊橋駅-本長篠駅)

 

↑(豊橋駅方面)

船町駅

下地駅

小坂井駅

牛久保駅

豊川駅

三河一宮駅

長山駅

江島駅(平成29年12月29日)

東上駅

野田城駅

新城駅

東新町駅

茶臼山駅

三河東郷駅

大海駅

鳥居駅(平成29年12月29日)

長篠城駅(平成29年12月29日)

本長篠駅

↓(三河川合駅・天竜峡駅方面)

 

駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。

新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします!