皆さま、こんにちは!

 

先週楽しんできたばかりの

昭和60年に廃止された国鉄万字線の廃駅跡めぐり、

今回は起点の志文駅から数えて4駅目にある

万字(まんじ)駅跡の訪問記です。

万字駅は大正3年に開業した駅でしたよ。

室蘭本線・志文駅

(前回分もぜひチェックくださいね)

【万字線廃駅めぐり①】昭和60年に廃止された上志文駅跡に行ってみた。

【万字線廃駅めぐり②】昭和60年に廃止された朝日駅跡に行ってみた。

【万字線廃駅めぐり③】昭和60年に廃止された美流渡駅跡に行ってみた。

 

美流渡駅跡から道道38号線を東上して約10分、

途中、万字炭鉱と夕張市街地の分岐点を夕張方向に直進した場所に

万字駅跡がありました。

情報によれば、確かここに万字駅があったはずなのですけど…

 

「万字駅 跡碑」が立っているので

間違いなくこの場所に万字駅があったはずなのですが、

簡易郵便局しか見当たりません。

はたして万字駅の何処に?

事実を知って驚いたのですけど、

この簡易郵便局こそがかつての駅舎だったんですって。

万字駅は昭和54年に駅舎が建て替えられたそうで、

万字線が廃止されて以後は、

代替バスの待合室を兼ねてた簡易郵便局として使われてるそうですよ。

 

建物には「万字バス待合所」の看板が掲げられてました。

なお、万字線が現役だった頃とは違い、

岩見沢方面に行くには美流渡バスセンターで乗り換えが必要とのこと。

それにしても駅舎が郵便局に変わったとか、驚きしかないのですけど。

 

ここで万字線が現役だった頃の様子をチェック。

下は国土地理院のサイトから転載した

万字駅が旧駅舎だった頃の昭和35年に撮影された航空写真でした。

万字線・万字駅跡

構内には機関車を付け替えるための機回し線のほか、

方向転換させるための転車台もあったようですね。

結構広めの構内を持つ駅だったみたい。

 

旧ホームは駅舎の裏側にあります。

局内にミセスな職員さんがいらっしゃったので、

断りを入れてホーム跡を見に行くことにしました。

職員さん、一瞬「また鉄道ファンが来た」って顔をされましたけど、

大勢のファンがここに来られているのかしら?

 

…とここで、どこからかニャンコが接近。

怖がることなく自分にまとわりついてきました。

 

ニャンコ、なにしとんねん?

申し訳ないけど、おやつなんか持ってないし、

ホーム跡は雑草だらけだから連れていくことは出来ないのよ。

 

マジすか!?

そんなことを言ってたかどうかはわかりませんが、

ニャンコをおいてホーム跡に直行しますぜ☆

 

万字駅はユニークな場所にホームがある駅で、

こちらの階段を下った先にホームがあったそうです。

万字線・万字駅跡万字線・万字駅跡

駅舎と階段の間は壁で閉ざされてますが、

現役時代はここが通路になっており、

駅舎から直接、階段を降りることが出来る構造だったみたいですね。

 

階段を降りてみました。

万字線・万字駅跡

 

笹の葉が行く手を遮りますが…ここまで来たら進むしかないでしょ。

万字線・万字駅跡

突進!!!

 

下に降りると…ホームが残ってました!

万字線・万字駅跡

 

下から階段を見上げてみる。

万字線・万字駅跡

現在は剥き出しの階段ですが、

現役だった頃は上屋で覆われていた模様。

こうして見ると駅舎とホームは結構高低差がありますな。

 

ホームの端まで来てみました。

万字線・万字駅跡

 

こうして見ると、長いホームがそのまま残っているようですね。

万字線・万字駅跡

万字駅が廃止になる直前は棒線化されてたそうで、

その時点で蒸気機関車時代の名残である転車台は

跡形なく撤去されてたみたいです。

それにしても郵便局の裏に廃ホームがあるとか、

ここはワクワクが止まらないスポットでしたよ。

 

最後に郵便局の職員さんにお礼を言って撤収。

ニャンコにも別れを告げて万字駅跡を後にしました。

万字線・万字駅跡

お次は万字線の終着である万字炭山駅跡。

ここから進路を変え万字炭鉱方面に向かったのですが…

話がまたまた長くなりましたので次回に続きます。

 

(続きもぜひチェックください)

【万字線廃駅めぐり⑤】昭和60年に廃止された万字炭山駅跡に行ってみた。

 

国鉄万字線の廃駅跡めぐり

 

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