皆さま、おばんです！
東北本線の水沢駅-盛岡駅間に１本、
早朝の下り列車のみ運行される快速列車があるのですよ。
その名は快速「アテルイ」。
一度はこの列車に乗車したいと考えていたのですが、
水沢駅の発車時刻が午前６時54分で
乗車するためには前泊が必要だったために、
なかなかその機会に巡り会えなかったのです。
ところがこのお正月、ついに乗車のチャンスが訪れました！
平泉の初詣客のために一ノ関駅の待合室が終日開放されるとのことで、
前日の夜に臨時快速「ふるさと初詣平泉号」 で岩手県入りし、
初詣後は朝まで一ノ関駅で待機。
一ノ関駅から始発電車で水沢駅まで移動したのです。
そして念願だった早朝の水沢駅に到着。
快速「アテルイ」の乗車、難易度高すぎでしょうよ。
ちなみにアテルイは、
平安時代初期に実在した蝦夷の軍事指導者だそうで、
胆沢に侵攻を試みた朝廷軍を打ちのめした
言い伝えがあるんですって。
そんな方の名を冠した快速、
さぞ勇ましい姿の列車かと思いきや…
２両編成の701系電車。
列車に「アテルイ」の表記はなく、
妻面・側面の方向幕ともに「快速」表記のみでした。
普段はかなり混雑する快速列車らしいですが
この日は元旦。
正月早々から電車に乗るお客さんは無く、
列車は貸切状態に近い状態でしたよ。
時刻は午前６時54分、
快速「アテルイ」は水沢駅を定刻で出発しました。
時刻は午前７時を過ぎると
だんだん辺りが明るくなり始めました。
アテルイの社内から初日の出を拝みますよ。
初日の出キター!!!
朝陽が車内を照らし始めました。
う～ん、良い１年のスタートだ！
それにしても、アテルイの爆走ぶりは本当に凄いです。
あれよあれよという間に駅を走り抜けてゆきます。
北上駅-盛岡駅間を各駅停車の所要時間が75分のことろ、
アテルイは57分で着くんですから
いかに速いかがわかりますよね。
午前７時51分、
快速アテルイは定刻で盛岡駅に到着しました。
さて、この先、盛岡駅到着後は民族大移動です。
到着２分後の午前７時53分に
いわて沼宮内駅行の各駅停車（1523M）が発つのですが、
アテルイの到着が４番線ホームに対し、
1523Mは２番線ホーム発ですので跨線橋を渡らなければなりません。
乗り換えの際は要注意ですよ。
奥の列車は1523Mじゃありませんので、念のために言っておきます。
こうして無事に快速「アテルイ」に乗車することが出来ました。
これで、東北地区の未乗車の定期快速列車は
陸羽西線の快速「最上川」だけになったんですけど、
こちらは列車が存続が危うそうな気配…
「深浦」「八幡平」をはじめ、ここ数年の間にも
名称付きの快速列車が姿を消しておりますので、
「最上川」も機会を作って早い時期に乗りたいと思いま～す！
快速「最上川」の乗車記もチェックくださいね。
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします！
