皆さま、こんにちは!

長崎県の早岐駅と諫早駅を結ぶ大村線。
途中に11の駅があるのですが、
中でも6駅ある無人駅がクセある駅ばかりですごいんす!
超絶景駅だったり、戦争にかかわった駅だったり…

今回はその中から廃線跡が魅力な、こちらの駅をいっちゃいます。

f05130/大村線・松原駅
大村線・松原(まつばら)駅です!
なんともカラフルな駅舎だこと。

どことなく、ハウステンボスカラーに色彩が似ているのは気のせい?

f0513f/大村線・松原駅

松原駅は明治31年に開業した駅で、現在の駅舎は
無人化された昭和46年以降に建てられた3代目駅舎かと。

f05132/大村線・松原駅

こちら、そこそこデカい駅舎なんですけど、
無人駅ですから当然、出札窓口は見当たらず。
大きな待合室といった感じの松原駅でしたよ。

f05133/大村線・松原駅
f05131/大村線・松原駅

さてさて、駅舎を潜ってホームに入ると
松原駅の構内がやたら広いことに気が付きます。
これこそが、松原駅の楽しさの真骨頂ですのよ。

f05134/大村線・松原駅
f05135/大村線・松原駅
長い歴史を持つ松原駅ですが、
そんな駅に大変革が訪れたのは昭和30年代に入ってからのこと。
松原駅の南西側に昭和32年、大村(火力)発電所が完成しまして、
燃料となる石炭を輸送するために
松原駅と火力発電所を結ぶ貨物専用線が開通したのです。

併せて駅西側に貨物ヤードが敷設され、駅舎も現在地に移転された模様。
こちらは昭和49年に撮影された航空写真ですが、
2本のホームと駅舎の間にヤードの姿が確認できます。

f0513a/大村線・松原駅
2本のホームと駅舎の間には跨線橋も渡されたりして
松原駅は最盛期を迎えましたが、
昭和47年に使用燃料を石炭から重油に転換、
貨物輸送廃止と共に無人駅化され、現在の姿に変わってしまったようです。

現在の松原駅、跨線橋やヤードは撤去されてしまいましたが、
広大な構内は当時の雰囲気がぷんぷん漂ってますのよ。

f05137/大村線・松原駅
f05136/大村線・松原駅

有人駅時代の構内庭園まで残ってるし、松原駅、好きだわ~。
f0513c/大村線・松原駅

で、松原駅最大のお楽しみはこちらでした。
ハウステンボスカラーのトイレ!
f05138/大村線・松原駅
f05139/大村線・松原駅

…ではなくてですね、大村発電所まで延びていた専用線、
今でも数多くの遺構が残っているんですの。

f0513b/大村線・松原駅
総延長1,2キロ、かつては燃料の石炭と
生成されたフライアッシュ輸送に活躍した貨物専用線。
30分もあれば歩ききれる、散歩にはもってこいの廃線跡ですぜ☆

それにしても、廃止から30年以上が経過しているのに、
こんなに遺構が残っているとはね…

そんな廃線跡の様子は後半に続きます。

【まったり駅探訪】大村線松・原駅に行ってきました。(後編)
f0513d/大村線・松原駅

なお、当の大村発電所は老朽化に伴い、平成14年に廃止されたそうです。
名物だった長煙突、見たかったなぁ。



訪問駅リスト(JR線)
大村線

↑(早岐駅方面)
ハウステンボス駅(平成27年4月7日)
南風崎駅(平成27年4月9日)
小串郷駅(平成27年4月9日)
川棚駅(平成27年4月9日)
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千綿駅(平成27年4月7日)
松原駅(平成27年4月8日)前編 ・後編
竹松駅(平成27年4月7日) 前編後編
諏訪駅(平成27年4月8日)
大村駅(平成27年4月7日)
岩松駅(平成27年4月8日)
↓(諫早駅方面)

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