つまるところどうすればあなたは売れっ子アーティストになれるのか | tak METAL ON METAL

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メタルを中心にてろてろ書いていけたらいいな。。。的な。
基本は成り行きまかせDEATH。

てことでtakです

























なんと本日2本目の記事です
雨引きこもりパワー恐るべし
















そんな今日は、アーティスト永遠のテーマ、「どうすれば売れるのか」について私見を書いてみたいと思います




















私は長くライブハウスシーンや音楽業界をほんのり見てまいりました














その中には押しも押されぬメジャーアーティストになった人もいるし、そうでない人もいます

















中には本当に素晴らしい音楽をクリエイトしながら志半ばでアーティスト活動を辞めてしまった方もいました














「売れた人」
「辞めざるを得なかった人」















両者の間にはどんな違いがあったのでしょうか

明確な答えかはわかりませんが、1つだけ、絶対真理と思う事があります















それは「良いモノを作るだけではアーティストは売れない」と言う事です


















つまるところ売れると言うことは「①良いモノが②広まる」と言うことです


特殊な世界と思われがちですが、その意味で一般企業となんら変わりはありません




















会社に例えるならば


①は商品開発
②は営業活動

です
















「①良いモノが②広まる」には、この2軸が有機的に噛み合う事


突き詰めていくとここに収束するはずです


ところがアーティストとは、その名の通り①を行う人であり、②の能力に著しく欠ける人があまりにたくさんいます

そして経験上②が欠けていた方が良いモノを作れる傾向にあるからこの話は余計難しいのです(多分に気質が関係するから)
















良いモノが広まる過程に於いて、①は飽くまでスタートに過ぎません。①に集中するあまり、これがどうやったら広まるか(伝わるか)ここに割くリソースが弱いアーティストが多く、本当に勿体なく思うのです

















先日書いたガールズメタルバンド、HAGANEはこの典型だったと思います


よしださくらという強烈なクリエイターを抱え、すぐにでもスターダムに上がるべきバンドだったのに、一度は活動休止にまで至ったのはその運営方法のチグハグさも大きかった

今はユークリッド・エージェンシーという逆にその点が非常に強い事務所に所属したので、逆に彼女達は売れると確信してます


最初の売り出し方からして戦略性を感じたし、間違いなく3年後には仮面ライダー主題歌歌ってると思います
















そう、売れたければ強烈に②に長けた人物をバンドは組み入れるべきなのです


宇多田ヒカルだって良い曲作って小さなライブハウスで無限に活動してるだけで果たして今のように売れたでしょうか

あの狭い部屋で膝折り曲げて歌うMV
それをプロモーションしたレコード会社

戦略があったから初めて「良い音」が届いたのです

















私の会社も商品部は毎週のように魅力的な商品を開発してます。でもそのほとんどはすぐに改廃の憂き目にあいます


最近はむしろ「広める」事の方が難しい、とすら思うようになってきました
















広める為の戦略
















タイアップ、CM、キャッチーなサビ
一昔前はステレオタイプですらあった売れる為の方程式は時を経て、その形を複雑に流動的に変えています

しかし、逆に個人インフラの整った令和の今は、巨大資本に頼らずともアイデア次第でアーティストの戦略を具現化出来る余地は増したとも言えます

















音楽業界に悠然と横たわるめちゃめちゃ理不尽な側面、それは「運」とも言い換えられるかもしれません

極論北野井子とかIMARUみたいに明らかなコネクションと共にいきなりとんでもない高待遇でデビューするパターンも全然あります

一般人はどんなに本人が努力しても手に入らないレベルの高待遇。これは運の要素が極めて強い

ただそういった人達が売れ続けるか、と言ったらそれはまた別問題

デビューする(俎上に乗ること)には運の要素は間違いなくありますが、売れ続けることとなるとその要素は逓減します(勿論ゼロではありませんが)




運だけで通用しない
それもまた絶対真理であり、令和の今、音楽業界の運ゲー的要素は戦略によって随分薄まったように思います

















良いモノを広めるように考え抜けば、あなたは自分の力次第で売れっ子に近づく事が出来るはずです

















例えば「ライブ撮影の可否」



現状のスタンスは大きく3つ



①撮禁
②一部の曲のみ解禁
③フリー



私個人の意見としては「一切の規制を設けず取り放題にする」一択です。②はいかにも日本的な折衷案だと思いますが、物事はシンプル・イズ・ベスト。ややこしさは新規への障壁。何がしたいのか、が明確であれば③にして門戸を広くとるべきです



①は映像作品にする、等事情がある場合以外は絶対辞めた方が良いと思います

特に小さなライブハウスシーンで活動してて、売れたい!と思ってるアーティストはすぐに解禁するべきかと














たとえフルハウスでもそこにいるお客さんにしか伝わないライブハウス

5人しかお客さんいなくてもSNSや口コミで無限に広がる可能性を持つライブ動画





どちらが期待値が高いかは論ずるまでもありません

勿論目の前の人に今この姿を焼き付けて欲しいから撮禁!というスタンスもありですが、であれば期待値を大きく失った分を打開する別の打ち手を考えるべき















SNSでバイト疲れたー、とか書くのも辞めたほうが良いと思います

洗濯物見えるディズニーランドにあなた行きますか?

客側のニーズをもっともっと掘り下げるべきだと思います










最近ライブハウスシーンに広まる学割やアンダー30チケット等もとても良いと思います。入口への障壁が何か、を考えた結果のアイデア















こんな偉そうな事ツラツラ書いてますが、私の書いてる事が正解かどうかは分かりません。寧ろ正解はないのかもしれない

ただ良い音を広める為にはどうすれば広まるかを考え抜く事

それを実践する事

それが未来のアーティスト活動を作るのだと思います















勿論売れなくても音楽を続けられれば、というスタンスもめちゃめちゃ素敵です。ただ現状維持は後退ですから常に前を向いていたいものです。私もあなたの音楽を聞いていたいのだから













あなたの作品がたくさんの人に届きますように














tak