てことでtakです
今日はスカッとした天気で清々しい1日でした
麗らかな青空の下、学童野球のコーチング
新メンバーも続々入ってきた我がビーディーズ、はてさてこれからどうなるか
そんな爽快な1日ですが、本日はこんな企画をやってみたいと思います
題して、現代ガールズメタルバンドギタリストランキング
本格ムーブメント勃興から13年、衰えるどころか、一段と百花繚乱の様相を呈してきたガールズメタルバンド界隈
今やあまりにも多岐にわたる状況となった事もありつつ、先日実施した現代ガールズバンド名盤ランキングが思いもよらず好評だった為、今回、続編としてふんわり書いてみたいと思います(名盤ランキングはコチラ)
ポイントは上手い下手だけでなく、見た目やステージング、作曲能力やプレイスタイルも示唆して総合的にランキングしたところです
原則2011年のIRONANGEL関連以降が対象なので、古の辣腕ギタリストが入ってない、という苦情はお控え下さい
では同じくカウントダウン形式でいきます
10位
HAL-CA(ASTERISM)さんです
若干21歳、Z世代を代表する女性ギタリスト
彼女はなんせその圧倒的テクニックを駆使した扇情力溢れるプレイスタイルがトレードマーク
この圧巻の技術/表現力を見るにつけ、逆説的にメタルテクニックがこの10年で飛躍的な進化を遂げたことが分かります。
プロ野球同様、たとえ同じ事を成し遂げたとしても、実際は彼女達世代の方がはるか高い成果を出していると言うか
楽器を嗜まない人も初見で感じられる、分かり易いテクニカルっぷり
純粋にメタルジャンルの凄みを伝えてくれる存在で、今後界隈のアイコンになって欲しい存在です
最近は微妙に歌モノに走りつつあるのがちょっと気になりますが
続いて9位
夢兎(ex 猫まっしぐら ex絶対倶楽部)さんです
むーさんは絶対倶楽部(以下、ゼックラ)の3代目ギタリストにして彼女達のクオリティを劇的に上げたカンフル剤
ギタリストとしてはかなり珍しく、サッカーで言うならばトップ下のポジショニングから楽曲を引き立てるプレイを信条とします
飽くまでソングオリエンテッドな彼女の加入により、ゼックラは2段階も3段階もそのクオリティを上げました
ラストライブで披露された「ハラキリ」は初期楽曲なのですが、彼女の叙情極まるエンディングソロ追加により魅力が2億倍は上がりました
エゴ剥き出しのプレイヤーの多いギタリスト界隈に於いてここまで献身的なプレイが出来る人はついぞ見たことはありません
彼女の存在により、天才るーちゃんの鍵盤が最大限に活き、ゼックラは替えの効かない高みにまで達しました。
全く違う角度からギターの凄みを魅せてくれた貴重な存在です
現在は限りなくカタギの存在となってしまいましたが、私は彼女のシーン復帰を気長に待ち続けたいと思います
8位
SAKI(ex NEMOPHILA、Mary's Blood、ex DESTROSE)さんです
デストローズに加入し、界隈に颯爽と現れ、そのスター性から瞬く間に名前を轟かせたギタリスト、ちゃっきー
一般的にはメアリーズブラッドから名前が広まったと思います。この曲のソロはほんまにカッコいい
並行して始めた地獄のゆるふわバンド、NEMOPHILAではメアリーとはまた違ったモダンなプレイを披露。リーダーとしてバンドを牽引しました
彼女はやはりどこに居てもそれと分かる強烈な「華」が1番の武器です
プレイ自体は強烈なスーパーバカテクでもなく、割とざっくりとしたギターワークやピッキングだったりする部分もあるのですが、単音を絡めたリフ作りや、動きの多いステージング、ちゃきバウアー等、一見して彼女と分かるトレードマークは山ほどあり、それがとても強い輝きを放ってます
プロギタリスト斯くあるべし、の見本のようなプレイヤーです。自分の魅せ方を本当によく考えている
先日の突然のネモ脱退を経て今後はソロを中心として活動、との事。今までの遍歴を見ても実はソロギタリスト気質な感覚もあり、将来も楽しみです
7位は
トキさん(ALDIOUS)です
よく書いてるのですが、彼女が居なければ界隈は違うものになっていた、と私は思ってまして
正直テクニック面は最初期かなり厳しかった彼女
しかしてその愛らしすぎるルックスでメタルおじさん達のハートを鷲掴みし、一躍最有名ギタリストとなりました
彼女の偉いのは、その人気に甘んじること無く、テクニックも磨き、作曲も始め(今や名曲多数排出)、母になり、加入15年を経てなお精力的に活動を続けているところ。最早ガールズバンドマンの生き方として1つのロールモデルとなっております
度々のメンバーチェンジや過酷なツアー等、しんどい局面はかなりあったアルディアス
だけど彼女はどんな状況でもめちゃめちゃ笑顔なんが本当にすごい
くたびれたサラリーマンは絶対活力貰える人
長年注目してますが、彼女が素の姿を見せたのはおそらく一度だけ
良い意味で非常にプロとして、ギタリストトキとして生きている姿勢、とてもカッコいいです
20年代テクニック水準でいけば超絶テクニカルギタリストではないかもしれませんが、彼女の生き様や気持ちの乗ったパフォーマンス、シーンに与えた影響を鑑みると超素晴らしいギタリストだと胸張って言えます
第6位
CloudBerry※ベリ子さん(Sheglapes)です
言わずとしれた関西実力派メタルバンド、シーグレープス。その初期メンとしてあり得んくらいの超絶プレイを紡いでくれたのがベリ子さん
繊細なピッキング、音色、key おちずさんとの怒涛の掛け合いソロ、どれを取っても超一流。作曲面でもCarry Onやルタ等様々な色合いの名曲を作り、彼女達の世界観を見事に構築しました
私は恐らく世界で1番アルバム「SEIREN」を聴いているリスナーですが、ベリ子さんのプレイの多彩さ/綿密さ/繊細さはこの盤を聞けば聞くほど伝わり、飽きる事が全く有りません
現在はシーグレを脱退し、パーマネントバンドは無い状態ですが、ベリ子さんのプレイはシーンに絶対必要です。状況整えば。。。復帰を切望します
そんなこんなで後編に続きます
tak