ってことでtakです
超絶遅咲きでしたが、漸く桜が花を咲かせ、いよいよ春って感じです
まだまだ慣れない毎日で気が付けば1週間経ってますが、負けずにがんばります
そんなこんなで季節は新しい事を始める春
なもんで、当ブログでやったことない企画をほんのりやってみたいと思います
そう、今日はガールズメタル13年の歴史の中から名盤をピックアップして、ランキング形式で発表してみたいと思います
私は所謂ランキングってのがあんまり好きではなくて、今までその手の記事を綴った事はありません(多分)
特に音楽を聴いて感じるって行為には多分に主観が含まれるのは避けられないので、公平性を欠くと思ってきたからです
ただ、自分の数少ない良いトコロの一つに「客観気質」があるのは紛れもない事実なので
今回に関しては私個人の主観を限りなく排除した上でランキングしてみたらガールズメタルの良い入口紹介になるかも、と思ったのでほんのりやってみたいと思います(私個人の思いを全力反映させたら相当違うランキングになります)
以前から書いてますが、私は現代ガールズメタル(敢えて言うなら嬢メタル)の勃興は、HMVが主催した吉祥寺シータでの2daysイベント「IRON ANGEL」が行われた2011年1月22日/23日と定義しております
あれから13年経った今、一度客観的に総括しても面白いと感じたので筆を取ってみました
ポイント
①2010年~2024年の間に発表された女性voメタルバンドのアルバムorミニアルバムが対象
②アルバムトータルの完成度を最も重視
上記2点を基軸に選定してみました
よろしければ暫しお付き合いくださいませ
それではよろしくお願い致します
カウントダウン形式で発表したいと思います
それでは第10位から
ALDIOUS『Radiant A』(2015年)です
まずもって書いておきたいのはこのガールズメタルムーブメントはALIDIOUSがいなければそもそも今の形にはなっていない、と言うことです
私自身ファンジンのNoir、vol0号の広告で初めて彼女達を知り、全力水商売(所謂アゲ嬢ルック)なアピアランスに衝撃を受けました。ある種X以来とすら言えるくらいの PSYCEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCKでした。
sg「Defended Desire」Al「Deep Exceed」と立て続けにリリースし、お茶の間レベルにまで彼女達の名前は知れ渡りました
ただ、デビュー前、ごく初期のライブを大塚RedZoneで観た私はあまりの拙さにひっくり返りました
いくらなんでもこりゃねーだろ。。と。
まぁ言ってしまえば知名度とは裏腹に、当時の彼女達はまだかなり下手だったので、所謂ハイプ的な部分ってのは絶対的にありました
ただ、彼女達がすごいのはその後ツアーにツアーを重ねて一端のバンドにしっかり成長したところです
そしてこのアルバムは4thアルバム後、メンバーチェンジやレーベルSpinningとの別離などの苦難を乗り越えて生み出した会心の一撃
Re:NOさん、Yoshiさん、トキさんが3曲づつ(+さわぽが1曲/今井美樹のカバー) |
スピードチューンあり、ポップチューンあり、ヘヴィチューンあり、バラードありと来て最後はリーダー至高の名曲「Dearly」で疾走して感動的に終わります
あまりにも豊かすぎる個性が集ったバンド、絶対倶楽部
4年間をあっという間に駆け抜けた、台風のようなバンドが残した音源、その全てが名盤なのですが、どれか1枚選べと言われたら私は迷わずこのミニを選びます
vo 天鶴の攻撃的な咆哮に度肝抜かれる「絶対至上主義」、印象的な鍵盤に導かれるヘヴィチューン「引金」、絶対に彼女達にしか出来ないとびきりエキセントリックでテクニカルなパーティーチューン「Tricky Cat」、悲壮な覚悟を感じるドラマティックチューン「ハラキリ」、飼い猫を亡くした思いを載せ疾走する「insomnia」
喜怒哀楽全てを目いっぱいメーター振り切って5曲で表現した濃厚な1枚
改めて聞くとこのバンドの豊潤な音楽性とゴツゴツした岩のように歪で、然れど絶対に替えの効かないオリジナリティに圧倒されました
第6位
Bridear「Overturn The Doom」(2013年)です
福岡出身の5人組、Bridearがシーンに与えたインパクトは兎に角強烈でした
初の東京ワンマンライブは立錐の余地が無いほどの大盛況
あそこまで埋まった吉クレは未だに観た事がありません
看板は美弦&MISAの華麗なツインギター
モダンスタイルで刻みまくるシュレッド
サビ裏でも容赦なく炸裂するオブリ
美麗なツインリード
炸裂するMISAのデスヴォ
未だにシーン最高峰のギターチームだと信じてやまない強烈な2人でした
特にラストチューンの「Wing Of Hope」はメロスピの歴史的名曲なので必ず聴いて欲しいです