てことでtakです
GWも佳境
明日は子供の日ですね
私も学童野球コーチに出陣予定
前途有る子供達と良き1日を作りたいと思っとります
さて今日はそんな子供達も大好きなこいつについてです

カレーライス
最近のスパイスとか鯖とか入った意識高い系じゃない所謂日本のカレーライス
食べた事が無い日本人はほぼいない
みんな大好きカレーライス
そんな国民食であり一家団欒の象徴とも言えるカレーですが、こいつが歌詞に登場する歌にはなぜだか名曲が多いのはご存知でしょうか
本日はそんな名カレーソングについて徒然とご紹介してみます
①ソニン「カレーライスの女」

カレーと言えば真っ先にこの曲を思い浮かべる方も多いでしょう
EE JUMPでデビューしたソニン
相方のゴマキの弟がイキナリズム失踪からのおっととっと酒だぜ!コンボでうっかり脱退した後、ピンで出したソロデビュー曲
EE JUMPではどちらかと言うと「じゃない方」的露出だったソニンがゴ弟トラブルでいきなり再出発となりジャケにもなった裸エプロンで出撃
これがスマッシュヒットとなるから世の中分からない
偶発的事件を事務所の戦略でプラスに転じさせた稀有な例です
インパクトありすぎなタイトルですが、歌詞は恋愛の終わりを女性目線で描いております
めちゃめちゃ温度差のある都会の彼氏との歌
笑顔がなんか嘘っぽいと彼氏に言われ傷ついた、というフレーズの生々しさ
そしてサビでそんな彼氏にカレーを作っている情景が突然挿入されます
カレーを作る自分は彼氏といた時の自分のメタファーであり、その思い出と共に歌詞が展開していく
こんな発想、普通なら絶対思いつきませんし、その絶妙な心の機微を最上級に湿り気のあるメロディーで紡ぐソニンの圧倒的表現力が素晴らしすぎる作品(相当つんくさんからディレクションがあったと思います)
失恋をスパイスにした極上のカレーソングです
あらゆる意味でこの曲は所謂つんく歌謡の中でも究極に近い完成度だと思ってます
2020リミックスも最高なので是非
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②くるり「カレーの歌」です
それまで概ねフォーキーなロックバンドだった彼らが「ばらの花」や「ワンダーフォーゲル」でいきなり打ち込みに目覚めた問題作「Team Rock」
本作は収録されたピアノ弾き語りの小品
メロディーがまんまカントリーロードで間違いなく確信犯なのですが、歌詞はどこまでも切ない
東京の冬は今日も寒すぎて
マフラーを君と同じに巻いてみる
さようなら愛してる これからもきっと
忘れない? 忘れるよ これからもずっと
カレーの香りは君と同じで やさしくて小さくて忘れてしまいそう
情景や背景をこんな短いセンテンスで書ききってしまう岸田さん
曲からカレーの香りと切なさがふんわり漂ってきます
これを才能と言うのだろう
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③遠藤賢司「カレーライス」

言わずとしれた不世出の天才エンケンの名曲
カレーを作る日常に不意に差し込まれる狂気
でもやっぱり何も変わらない日々は続いてく
この曲にカレーライスと名付けるセンスも含め唯一無二のアーティストだと思います
④大森靖子「さっちゃんのセクシーカレー」

これまた天才アーティスト大森靖子の名曲
女性目線から見た同性相方の歌
恋愛とは違うけど変な男に影響されるのは嫌。私の方が彼女を幸せに出来る!と言う理不尽ですらあるネトスト電波ソング
さちこなんて名前 幸せになれるの? 今日はどんな服で 自分を壊すの? 東京で髪の長い男とばっか つるんでいるの しってるよ
普通に怖いだろ
これぞ大森靖子の本領発揮です
切なく、どこか童謡みたいに響く曲調がまた狂気に拍車をかけてます
あとカレー関係ないだろこれ
セクシーカレーてまずなんなんや笑
そんなこんなでいかがでしたでしょうか
カレーとは日常の象徴とも言え、誰の頭にもその風系が浮かびやすいもの
故にそこからの距離感によって相手に一層強いイメージを持たせられる。鮮烈なギャップにものっぺりしたシンボルにも使える。だから名曲が生まれやすいのだと感じました。
普遍的なテーマも強い感受性のアーティストが切り取れば見え方が全く変わる好例だと思います
いずれも名曲ですし、漏れなく名アーティストなので興味が湧きましたらば別の曲も是非
そんなこんなで。。。あ、1つ忘れてました
⑤筋肉少女帯「日本印度化計画」
台無しだろ
tak