てことでtakです
今日も順調に暑い1日でした
GW目前にして最早夏なのか。。。というくらいの
日本の四季は消え去ったのか。。。
って土曜日でしたが、今日は意を決してこちらの断捨離を実行しました
約30年分のメタル雑誌「バーン」(以下B!)をブックオフに売りました(画像はイメージです。実際は更に大量にあります)
1995年~2023年くらいの期間、毎号買ってました
メタリオンなどの別冊もあるのでトータル360冊くらいと思われます
資料文献として購入した古いモノを除けばほぼ定価で買ってます
昔は安かった事を踏まえても実買価格30万円分くらいはあったかと思います
チェックし始めるとキリがないので、ほぼノールックで売りに出しましたが、チルボド関連や記念号、BURRN!JAPANやガールズ特集のメタリオン等は残しました(理由は後述します)
まず、改めてB!にはお世話になりました
間違いなく人生で1番読んだ雑誌です
私の人生を長年鋼色に染め上げてくれて感謝しかありません
私は1995年位からの読者ですが、改めてちょい読みするとやはり昔はノリが破天荒で面白かったな、と思います
正直、ここ5年位は惰性で買ってて、2023年に購読しなくなっていました
以前は目を皿のようにして全項読んでましたが、最近は隅々までは読まなくなっていました
手放すことを決めた理由は2つです
①50/60台の同じアーティストの無限ローテーション表紙特集
80年/90年代を擦り続ける姿勢に価値観の差を感じた
今はもう仕方ない、と思えますが、結局ここが私の価値観とは合わなくなってました
上記年代以外の表紙の常連はArch enemy、Children of bodom、Slipknotくらいでしょうか(最新号はドラゴンフォースでしたね)今となってはそのあたりもベテランの領域ですが。。。
Bullet for my valentineとAvenged sevenfoldが表紙を飾った2010年代、今でもあそこが分かれ目だったと思います
ただ、恐らくその号の売り上げが悪かったのでしょう(いつかそのあたりの経緯もB!サイドに語って欲しいです)その後また同じ流れを繰り返すサイクルに戻りました
そう考えると今のメタル界の大課題である高齢化/世代断裂問題は読者側にも責任があるのかもしれません
結局B!サイドもそこを擦らないと生き残っていけないのですから
しかし、私はノスタルジーに生きるには少々若すぎるのです
②インタビューとライブレポが圧倒的に紙面を支配し、企画記事が限りなく無くなった
B!の醍醐味の一つであった企画記事
パイセン企画を始め、しょうもないなー、と思いながらつい引き込まれてしまう面白記事が激減。連載物以外はほぼインタビューの雑誌となった印象があります
しかし、率直に言ってそのインタビューが面白くない事が多い
国外バンドの際どいラインには踏み込みきれず、国内バンドはバンドから提出されたプロフィールをなぞったかのような表面的なモノも目立つようになりました。しかし、それならば無料の記事がいくらでもネットに転がっているのが現代です
自由奔放に書けるアドバンテージはあるにせよ、応援してるアーティストのインタビューを読んでても、失礼ながらこれなら私がインタビュアーやった方が面白いのでは?とすら思った事もあります
実際ヘヴィメタルの世界はそのヲタク気質故かWEBに面白い物書きが多くて、そのへんさんや悶絶メタルさんのブログなどはいつも楽しく拝読させて頂いております。この方達の文才には心から敬意を表します
(あとはこの曲を聞け!も最高ですよね。名も知れぬメタル好きの集合体の掲示板。このマニアックさに触れる度にこのジャンルが好きで良かった、となります。最近はあまり更新されてないけど、無限に楽しめる)
なのであまりにも広義に網を張り過ぎた文章は物足りなく感じてしまうのです
また、彼らを始めとするブロガー/SNS発信者が取り上げるバンドとB!の特集バンドのギャップはここ10年で一層顕著となったと感じます。特に海外バンドに関してはほぼ断絶したと言ってもいいレベル
そして私がシンパシーを感じるのは前者なのです
ただB!の編集者の方がダメだと言いたいわけでは全くありません(寧ろ感謝してます)
私の好みと合わなくなった、というだけ
そもそも編集の方は様々な縛りの足枷の中で文章書かれてる訳で、想像するだけで苦悶です
好き勝手書けるならば全く違う見解も出てくるはず
他方、B!ジャパンはとても楽しめます
アーティスト数を絞って音楽性/人間性を深堀りしてくれるからです
読めば一層彼らの作品が楽しめる仕立てになっていて、これはすごく価値がある本だな、と感じます
アーティストとインタビュワーの信頼関係や相性があって出てくる情報ってすごく面白いと感じます
こういった本だったら読んでみたいって典型です
メタリオンも同様ですね(こっちはだいぶ雑なインタビューもありますが)
そもそも雑誌って媒体自体がもう青息吐息になってるのは紛れもない事実です
本を売る為にバッグを付けたりが当たり前
バッグが欲しいから本を買うといった謎過ぎる逆転現象が起きてます
コンビニから雑誌売り場が減ったと思いませんか?
昔は5、6棚あったのが当たり前だったのに今は2棚が普通です
そんな未曽有の雑誌不況を乗り切るのは、こういった深く狭くといった切り口なのではないか、と思う次第です
一方で私は雑誌と言う文化は大好きです
紙からしか得られない養分がある、というロジックもめちゃめちゃ分かります
売りに出したのは、新しい読み手に出会って欲しいという気持ちもあったからです
どうか良い方に巡り合えますように
さて、バカ長い前置きとなりましたが、360冊のB!を無事にブックオフに届け、査定となりました
結果は。。。
2,290円でした
ちなみに事前にXでとったアンケート結果はコチラ
圧倒的に票が入った360円以下と比べるとだいぶ積み増しに成功
皆さんの想像よりは高く売れたのだろうか
これ見ると良心的に感じますかね?
ちなみに今回知見を得たのは、「ブックオフは10年以上前の雑誌は値段がつかない」と言うことです
つまり、20年分の雑誌は無料でブックオフに献上したということになります(ゴミとは言わせないぞ)
逆にそれ以降は概ね30円~50円位の買取でした
そしてフォロワーのしょうたさんから「昔はユニオンで50円で買ってくれた」と聞いて「その手があったか!」と膝を打ちました。出張買取って手もあったなー。うまくいけば15,000円くらいになったのだろうか(多分ならない)。この反省は次に生かそう
なんせ価値のありそうな古雑誌をお持ちの方は適所に販売した方が良いですね
今回はどのみち大きな差/価値はつかなそうな雑誌ジャンルだったので雑に手放しましたが、音源とか映像手放す時が来たら、もっとよく考えようと思います
お手持ちの雑誌を売る時が来たらご参考になれば幸いです
一先ず、ありがとう、BURRN!
これからも鋼鉄に染まりながら歩んでいきます
そんな感じで
tak
売れたお金でなか卯キメました