では、何を大切にしているの?
Part1の続きです。
https://ameblo.jp/arts-color-lab/entry-12627437087.html
Pierreさんは現象学を理論にアートの解釈について述べました。
その内容が私自身大切にしていることと通じていて、
これまでやってきたことの振り返りとなり、
腑に落ちることがたくさんありました。
詳細は様々あるのですが、その中から一つ挙げたいと思います。
●アートセラピストの姿勢
Pierreさんは「フレームの専門家」といいました。
つまり、セラピストはクライアントが安心して話せる環境づくりをする専門家であるということ。
クライアントのアート表現(創作された作品)に対してセラピストは関心を持ち、寄り添います。
その寄り添い方がアートセラピーだからこそできることなのです。
完成されたアート表現のみならず、表現しているプロセスにも着目する。
プロセスからの解釈、
アート表現からの解釈、
それらは理論や知っている知識にあてはめる分析や診断とは違う解釈。
その人ならではの物語が生まれるきっかけとなり、
何か課題がある場合はそれを多面的に物事を捉える視点が持てるようになり、
セラピストが解決方法を示すのではなく、
クライアント自身がみつけて身につけていけるように。。。
そうなるように、セラピストは環境づくりをするということなのです。
(解釈における寄り添い方などかなり省略していますが。。。)
Pierreさんが
「特定の問題解決策を提示してセラピーを終えるのではなく、
人生で遭遇する問題に対処できる能力を高める。」
と、その大切さを述べられた時、私は深く頷いたのでした。
あともう少し綴りたいことが。。。。
続きは次のブログにて。
次で終わる予定です!