黄蘗染の続きです。

 

さてその後、

水にさらした布を実際に染めていきますよー

 

模様をつけたい場合は、

ビー玉や割りばし、輪ゴムや紐などを自由に使います。

どんなふうに模様が出るのかな。。。と想像するとさらにワクワクしてきました。

 

約70℃の染液に浸します。

あたたかくて手が気持ちがよかったです。

 

そして、媒染剤に浸して、

 

自分が染めたい色の具合によって、何度もこれを繰り返していきます。

染める素材により色の出方が異なります。

私は綿だったので、薄く染まる傾向にあり、

シルクなら濃く染まる傾向があるようです。

 

そして、仕上がりはこちら!(染めた手ぬぐいの一部)

 

色も模様もとても気に入りました!

マスクも染めたのですが、まだゴムを通していないのでいつかお披露目しますね!

 

今回染めの体験をして、アートセラピーの効果に通じることが多々あるなと改めて感じました。

素材による癒し、視覚や触覚や嗅覚による五感刺激、集中力の向上、ストレスの軽減、

表現を楽しむこと、イマジネーションやクリエイティビティの力などなど。。。

 

完全オフのつもりで参加したのですが、

今の私にとってこの体験によってとってもリラックスできて貴重な時間だったなと感じたので、

アートセラピーとの関連性を実感せずにはおられませんでした。

先日、黄蘗染を体験してきました。

アートセラピーで緩和ケアに携わっている繋がりからご縁があった方が開催。

 

私はカラーに関わっていたことから、色に興味があり、黄蘗色が好きで、

久しぶりに染色も体験したいなという気持ちで参加。

 

その方とも会うことができるので、とっても楽しみでした!

予定が合ってよかった!

 

これから体験したことや感じたことを順にお伝えしていきますね!

 

これが染色の原料となります。

樹皮を剥ぐと、中から黄色の樹皮があらわれます。

 

それを細かく砕いて、

 

煮だしていきます。

 

湯気から香りが広がってきます。

木の香りなんですが、薬のような香りを感じました。

香っていると、スッキリとした気分になりましたよ。

 

それもそのはず、

黄蘗には防虫や抗菌の作用があるとのこと。

 

さて、体験ですので、ここまでは準備されています。

実際に原料を採取するところからやってみると、さらに面白いだろうな。。。

と、興味が湧きました!

 

この続きは次回に!

いきなりですが、人生最後に何を願いますか?何を望みますか?

 

数回ですが『天使にリクエストを』というドラマをみました。

人生最後の願いを聴き叶えるための財団のお話です。

(非常にざっくりとした説明で、しかも先週最終回でした)

 

それをみている時に、数年前に偶然みたシーンを思い出しました。

ヨーロッパのどこかの国(オランダだったかな?)で、そのような活動をしている財団があり、

患者さんの想いを最大限にサポートするためにチームで連携して支えて、

実現するという活動をされていることを初めて知りました。

 

とても素敵な活動だなと思いました。

自分だったらどんなことを願うのだろうか?

まだはっきりとはわかりません。

 

両親はどうだろうか?

家族はどうだろうか?

折をみてさりげなく聴いています。

 

(今夜の月ではありません。なんとなく最近はこんな気持ちかな。。。)

 

私は終末期のがん患者の方とアートセラピーを通して関わっています。

守秘義務がありますので詳細は述べられませんが、

「○○が食べたい。」

「○○と会いたい。」

「○○へもう一度行きたい。」など、様々な願いをお話しされます。

 

アート表現をすることで、

「実際にはもう行けないけれど、行った気持ちになったわ。嬉しい。

これを部屋に飾って眺めながらまた思い出したい。」と話された患者さんもいます。

 

アートセラピーにできること

アートセラピーにはできないことがあります。

そうしたことをしっかりと認識してこれからも自分にできることをしていき、

今後はもっとチームで連携して、

患者さんやご家族の方が自由に選択できて、

願いや希望が叶えられるようなしくみが整っていったらいいなと思うのでした。

 

ふと、このようなブログを書こうと思ったきっかけが最近いくつもあり、

まとまりもなく頭の中にあることを出してみました。